AWC 吉外信報23               大舞 仁


        
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吉外信報23               大舞 仁
★内容

 第23回は延び延びになっていた「七福神について」です。

七福神の名前

エビス  この神様の名前を調べてみると出るわ出るわ名前の大群、戎の恵比寿に夷
  サブロウの恵比須、同音同議語の「エビス」がずらりずらりとあらわれて、どれが
      正当の「エビス」になるのか困ります。どれも正当のものでもあり、どれ
      も正当のものではない・・・といったところでしょう。
      この神様の由来を考えてみるに、いざなぎ・いざなみ、チチクリあった
     その果てに、手なし足なしの子供が生まれ、葦の舟に乗せられて、海に捨
     てられた捨て子のヒルコ、エビスの元と言われてる。またこのヒルコもエ
     ビスと同じく曲者で、蛭子と書けば不具子の忌むべき神に、日子と書けば
     日女の太陽神に対応し、舟に流され流されて、神の流転の英雄に、葦の舟
     が聖なる舟に、忌むべきものが聖なるものに、両極端に別れます。
      葦の舟に流されヒルコ神、葦が沈めばぶくぶくぶく、水膨れの土左衛門
     ができあがる。付近の漁師はこれを見て、拾い集めて、丁重に、神よ仏と
     祭ります。
      漁師にみつかれば水死体のエビス様、そうでなければ鯨、海豚に、鮫、
     鱶がそれぞれヒルコをお腹に収め、ヒルコをおさめるとそれ自身が神とな
     る。「エビス」という名の神となる。汚れのパワーが聖なるパワー、ケガ
     レがハレに、ケガレがきついとハレをもきつい。したたかヒルコにしたた
     かエビス、どちらもしたたか神となり。
      残った葦の沈まぬヒルコ神、葦に流されぶぅらぶら、小さきことで不便
     であれど、葦が沈まぬ工夫をし、魚に喰われぬ工夫をし、長い年月経てか
     らに、小さき頭で考えて、知恵をつけていくからに、誰にも負けない知恵
     をつけ、陸に上がれば少彦名命と改名し、やがて大なる神の大国主命の参
     謀に、大けき神の小さき神の大小神が集まって、エビス、ダイコク二神の
     ペアリング。
      葦も沈まず知恵つけず、そのまま漂うヒルコ神、ただただ流されヒルコ
     神、それでも神から生まれた神は神、漂泊民に拾われて、流されものの神
     となり、傀儡と一緒にえびす舞、ほぅらひゅららとえびす舞。各地で踊り、
     練り歩き、手には竿もつ姿あり、わきにはめでたき鯛を持つ事代主神とも
     呼ばれたり、山にいきゃ山幸彦だといわれたり、傀儡と周ったえびす様、
     とんだ拍子に広まって、気がつきゃあ楽しいえびす講、旧の10月20日
     に、11月20日、正月、10日、20日には祭りだ祭りだわっしょいわ
     っしょい、商売繁盛笹もってこい。いつの間にやらヒルコ様、エビスに変
     わり、商売神に早変わり。わっしょいわっしょいわっしょしょ。

ダイコク ダイコク漢字に直すと、大きい黒と書きます。大きな黒い神さまは、古代
     インドの神様で更に梵字に直すと「マハカーラ」これは暗黒神の意味とな
     ります。
      この大きな黒い神様は、三面六臂の怒ったお顔で鬼神の茶吉尼を降伏さ
     せて、戦勝勝利となっています。どうしたわけか、マハカーラ、厨房立つ
     のが嫌になり、遠い世界をみたいんだ舟をこぎいで遥かな国へ、日本の土
     地に降り立って、大きな神がやってきた。
      大きな黒い神様じゃ、貴方の名前はなんという。答えた名前はマカラー
     マ。ところが悲し、言葉が悲し、異国の国では発音違い、何処をどう違え
     はオホアナムチ、兎の頭を飛び越えて、スサノヲ騙し、娘と娶り、やがて
     宝物鳴り響く、その音目覚めたスサノヲは可愛い娘の婿殿に、何やら大声
     張り上げる。だけどオホアナムチはすたこらさっさと逃げだした。
      やっと地上に出たオホアナムチ、いつの間にか肌白く、これは一体どう
     したことか。それはおいらが教えよう。ちゅーちゅーちゅーちゅーちゅち
     ゅんがちゅん、根の国、王の見張り番、おいらは地の使者のねずみだよ、
     長い年月地下にいて、おてんとさまの光みず、それで変化が起こったのさ。
     あんたはスサノヲ様から地を貰い、あんたが大きな国の主さま、そのとき
     からはオホアナムチ、大国主と名をかえる。おいらと手をくみりゃ米がと
     れ、あんたのお国は安泰だ。地の使者ねずみがそういうと、大国主は喜ん
     で地の使者ねずみを部下にして、持ってた袋に米を入れ、俵をふんずけあ
     っはっは、大黒舞がはじまってダイコク様も踊りだす。

ビシャモンテン 武神の四人の四天王、北の多聞に、東の持国、南の増長、西の広目
     がおりまして、北の多聞がひきぬかれ、どうしたわけか毘沙門に、あっぱ
     れ、どうして日本に渡り、七福神の仲間入り、ダイコク柔らかくなったも
     のの、毘沙門まだまだ武神のままで、手には伸縮自在の如意棒、武器にな
     るのはあたりまえで、さらには望みのお品をつくりだせる。これで神様役
     得である。さらに片手に宝塔を、塔の中にはどんなお宝、妻の吉祥知りた
     ぁがった。

ベンテン 昔吉祥、今弁天、どちらも美し女神様、だけど七福七つだけ、七つの椅子
     しか席はなし、過剰の定員余分の椅子は用意ができぬ。吉祥、弁天頑張っ
     て、席取り合戦大はりきり、神の資格で舞踊り、どちらも美しい女神様、
     吉祥母親、鬼子母神、頑張れ娘に声援を、それ見て弁天負けずにびわを出
     し、びわの形は子宮の形、女であること多いにアピール、べべんがべんと
     弾きながら、ついにだめ押しすっぽんぽん。服着た吉祥、裸の弁天、どち
     らが勝つとお思いか、審判員は源平戦の荒くれ男、ぴーぴーひゅうひゅう
     大喝采、当然弁天大勝利。
      そのとき流行った神を入れ、流行りが終わるとぽぽいのぽい、これも一
     つの下克上。

フクロクジュ 頭の長い福禄寿、頭が長けりゃ命も長い。福禄寿と寿老人の老人同士
     仲良くお空を見上げれば、綺麗なお空にきらきらと指をさして、まあまあ
     あれが南極星、南極星は福寿をつかさどる瑞星と言われ続けた道教で、福
     つく老人、福禄寿、寿ついた寿老人、同じ南極星の下の元、南極老人一体
     化。

ジュロウジン 神教、仏教、禅宗坊主に混成軍の傭兵部隊、寿老人、七福民衆が集め
     に集めた神様の出身宗教、道教でござる。カノープスは南天に、光輝く一
     等星、だけも、いつもは見えずカノープス。この星見えるときにはね。皇
     帝寿命延びるとき、だから、幸せ、長寿を持つ神は、南極星を神格化。

ホテイソン この神だけは実在の、後梁というところの禅神、契此、水墨画に人気出
     て、いつの間にやら神格化。917年死去。チーンとなる。

                                  大舞 仁




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