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★タイトル (CKG ) 94/ 2/ 1 11:52 ( 28)
●『続・権力の陰謀』 政治改悪法案 〜風前の灯〜 ヨウジ
★内容
今政治改革関連法案は政治腐敗を一掃するどころか、益々権力の独占を進める
悪法だ。諸悪の根源である政・官・業の癒着は断ち切れず、しかもその上に多額
の公費助成を受けて、権力基盤をより強固なものにしょうとするものだ。
なおかつ小選挙区制の導入である。小選挙区制は民意をゆがめ、民意を無視す
し、強権政治を実現させるための足掛かりだ。半数未満の得票率で安定多数を獲
得するための陰謀だ。おまけに今連立政権を切っ掛けに中道・革新の芽を潰した
。中道を抱き込み総保守化させた。一方社会党を中心とするリベラルは無力化さ
せられた。小選挙区制では壊滅せざるを得なくなるだろう。そして邪魔な小党は
切り捨て批判分子を封じ込める。もう一般国民は投票しようにも投票する政党が
なくなってしまう。何せ、保守しか立候補しなくなるのだから。
こうして権力基盤を固めた保守は、歯止めをなくし、憲法改正や悪法を次々に
成立させるだろう。表向きは民主主義の体裁を取るが、権力はもう国民の手には
二度と取り戻せなくなる。
信一の20年はやはり本当だった。信一は標的として権力の独占の維持・拡張
のための、皆を権力に傅かせるための手段として使われてきたのだ。だから帝都
や隣県の警察や他の官庁までもが参加したのだ。そして今や中央政界が完全なる
権力の支配下に入ろうとしている。中央官庁はもう全権掌握済みだ。元々中央集
権だから。後は今政治改革関連法のもとで選挙を行いさえすれば、衆議院は手中
に入る。
今後に起こる政界再編とは単に保守をどう二つに分けるかというだけの話だ。
どう分けようが、元々同じものを分けるのだから同じだ。単により民主主義的に
見せ掛けるにはどうすれば良いかという問題に過ぎない。
金権政治はとうとうここへきてその頂点を極めた。権力はその目的を達成する
のだ。日本の民主主義は今や風前の灯と言わねばならない。
ヨウジ