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★タイトル (CKG ) 94/ 1/27 21:17 ( 83)
●『続・権力の陰謀』 政治改革 〜詳説〜 ヨウジ
★内容
ほとんどの国民は政治関係の情報もマスコミから入手します。国民はそれまで
にある程度の学校教育を受け、ある程度のものの見方、考え方を養っています。
そして日本の民主主義は政治腐敗も続いてきましたが、マスコミは充分に信頼に
足る報道をしてきたと認識しております。マスコミの報道を鵜呑みにする訳では
ありませんが、私なりのものの見方考え方に照らし合わせ、政治状況を把握して
きました。私はほとんどマスコミの厳しい目を信じてきましたし、自分自信の目
にもある程度の自信を持っています。
この件に関する私の考え方はマスコミから直接得たものではありません。また
、私は小選挙区制がベストとも言っていません。私は今までの度重なる日本の政
治腐敗の歴史的事実に学びました。私が考える政治腐敗の原因は次の通りです。
@ 政・官・業の癒着
政・官・業の癒着により、企業から特定政治家または政治団体に偏って政
治資金が流れ、このため一党独裁の政治的状況が生れたこと。
A 多党乱立
幾つもの政党が生れ、野党同士党利党略足の引っ張り合いをしてきたため
、与党に対抗できる野党がなかった。つまり野党間での票を食合いで、与党
に漁夫の利を与え続けてきた。
B 政治的無関心層の増加
元来、日本人は政治的に無関心な人が多いところを持ってきて、@Aのよ
うな原因で政治腐敗が頻発し、幾ら自分が投票してもどうにもならないとい
う無力感に冒されてきた。つまり政治腐敗を終わらそうと投票しても議席に
繋がらず、次第に政治に対する失望感を強めてきた。こういう国民の度を越
した失望感が低い投票率に表れた。
C モラルの低下
日本人の人間としてのモラルが低いことも一因。政治腐敗の頻発や政治に
対する失望感や無力感が、それをより一層増幅させてきた。
まず、私は民主主義肯定派ですから、政治腐敗が起こるから民主主義は駄目等
とは思いません。これは当たり前の事ですが。
さて、この政治腐敗をなくすための対策ですが、@には誰もが思い付く理想の
対策があります。そうです、政党や政治家個人に対する政治献金を完全に禁止し
、公費で賄えば良いわけです。ただ、そこまでに行く過程として部分的に容認す
るというのが現在議論されている法案です。これは早く理想に近付けた方がより
良いわけですが、現実問題として過渡期としてある程度しょうがないことだと思
います。(私の本音は即刻禁止です)
それからBCには直接的な対策はありません。これから政治改革をして、政治
を信頼に足るものにすれば、自ずと国民の意識が変わって行くものと考えます。
勿論、国民に対する訴えかけを軽視する訳ではありませんが。
最後に残ったAの原因、私はこれを重要視します。これを歴史から学びました
。今選挙の自民党の得票率は確か30数パーセントだったと思いますが、それで
もほぼ半数の議席を占めました。これはどういうことかと言いますと、非自民の
国民の方が圧倒的に多いと言うことです。ですから民意を忠実に反映していたな
ら、今政治改革関連法案は成立していたはずです。そして何故民意が反映しなか
ったかと言うと、@の原因も勿論ありますが、Aの影響が非常に大きいからなの
です。政治腐敗が頻発しながらも38年間も一党独裁を許してきた大きな原因で
す。
「連立各党へのお願い」でも言いましたが、理想を掲げそれを実行することは
非常に立派なことですが、議会は多数決で決まります。幾ら立派な理念があって
も、それが議決されなければ何の役にも立たないどころか、返って自らの理想と
は程遠い方向に行くこともあります。ですから現実の問題として、実現可能なと
ころから少しでも改革して行くという考え方が必要なのです。「理想は一気には
実現しない。まず現実から出発し、一つ一つの小さな積み重ねで実現させましょ
う。」と言ったのです。
多党乱立・党利党略が一党独裁つまり政治腐敗の大きな原因であった訳ですか
ら、政党をもう少し集約して、いざという時に与党に変わって他の政党が政権を
担えるような政党構成にしておけば良いわけです。残念ながら今までは政党エゴ
が剥き出しになり、お互いに潰し合いをしてきました。こういう政党が持ってい
る性質は国民性もあり、今後も変わらないと思います。ならばどうするのか。こ
れからも一党独裁や政治腐敗を許すのか。そこでモラル・意識が変えられないな
ら、制度を変えて政党の集約をしたらと考えたのです。その一つが小選挙区制で
あった訳です。だから、選挙制度の改革も政治腐敗防止のための大きな手段にな
るのです。決してすり替えてするのではありません。
最後に、時間は動いています。これで終わりと言うことはありません。我々国
民が厳しい目で政治を見詰め続け、更に改革して行けば良いのです。一歩々々、
理想に向かって進みましょう。
ヨウジ
P.S.これは私のこのシリーズの「連立各党へのお願い」に対するある方から
の質問にお答えしたときの文面です。
転載-167 94/01/27 フリーボード#9432