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★タイトル (CKG ) 93/12/13 14:44 ( 49)
●『続・権力の陰謀』 パソ通訴えに至るまでの経緯 ヨウジ
★内容
このパソ通を使った訴えは、人は突拍子もないことのように思われるかも知れ
ないが、段階を踏んで他に色々手を尽くし至ったことなのです。追い詰められた
信一にとってはぎりぎりの最後の選択だったのです。
最初は帝都の職員によりやられている嫌がらせ妨害行為だったので、できるだ
け穏便に解決したいという意味もあり、帝都の知事宛に陳情書を郵送した。でも
返事がないどころか、工作は帝都警察が主力に変わって行き、益々エスカレート
して行った。それで再度陳情書を郵送した。もう三回目だったので、最後のお願
いということでだった。その中で「これでも何も対応をしてもらえなければこの
ことを公表します」という意味のことを添えたものだった。一週間後帝都の知事
室に確認の電話を入れた。だが、陳情書は受け取っていないとのことだった。郵
便が没収されたのではないかと思った。それでまた作り直し、今後は直接帝都の
知事室に持参した。そして通告の1カ月をじっと待った。だが、何も対応がなか
った。相変わらず嫌がらせが続いた。
また、ちょうどその頃、地域の中央郵便局より小学校へ入学した子供の簡易保
険か何かへの勧誘の手書きの手紙が届いた。民間の保険会社でも突然にそんな手
紙を送る会社はない。益して郵便局という官庁がそんな勧誘の宣伝をする訳がな
い。権力と繋がったことを見せたかったのだ。前述した陳情書の没収という疑念
を連想せざるを得なかった。
国の人権相談(人権週間の広告か何かで見た)は、初め丁寧に受け答えしてく
れたが、帝都や警察にやられていることを聴くと、急に態度が空々しくなり、相
談に乗ってくれなかった。つまり差別は人権相談の範囲外なのだ。かつての帝都
弁護士会の対応と言い、苦情・相談の持って行き場がなかった。ずうっと前の帝
都警察公聴課の「警察がそんな暇あるわけない」発言もあったし、新聞社にもフ
ァックスによる投書の受け付けを断られたし。
それからこんなことがあったことも思い出される。帝都退職の直前、庁舎内で
自分の目の前で、ある職員が新聞記者用の大きなカメラで、今にも撮りそうに身
構えた。虐めに継ぐ虐めの日々の中での出来事だったから、とんでもない悪乗り
だったと言える。また退職数年後、今度は地下鉄の地下道で三脚のカメラで同様
のことをしていた男がいたことがあった。更に最後の会社退職直前、前述の帝都
弁護士会へ相談に行った帰り道、近くの交差点でビデオカメラにより自分を撮影
している振りをしていた男がいた。これも一つの嫌がらせであり、またもう根回
しされているんだと見せ掛けるための工作だったのだろう。事実その有料相談は
「そんなことあるわけない。カウンセリング受けた方が言い。」で終わってしま
った。
このように信一の身の上には様々な忌まわしい出来事が起こり続け、また、そ
れに対して八方手を尽くしていた。それにも関わらず、権力による弾圧は弱まる
どころか、益々エスカレートして続けられた。だから信一にとってはこのパソ通
以外になかった。パソ通を使って自分自身が記者になって社会に対して訴え、そ
のやり場のない不満・不安をぶつけるよりなかった。
この国には民主主義がないのだ。差別者の存在が国を挙げて認められているの
だから。人権を奪われ続ける信一、つまり私。
ヨウジ