AWC ●『続・権力の陰謀』 別の真相@         ヨウジ


        
#3428/7701 連載
★タイトル (CKG     )  93/11/ 3  16:14  (101)
●『続・権力の陰謀』 別の真相@         ヨウジ
★内容

 皆さんは多分私の考えた「真相」がおかしい。今の時代にそんなことがある訳
ないと考えるでしょうね。私も客観的に考えればそう思います。ですが私に起こ
り続けてきたことは認めざるを得ないのです。科学的な考え方では、それが有り
得るかどうか、信じられるかどうかより、厳然とした事実をまず認めることから
始まるのです。何故ならば、前者は従来の常識であり、一種の固定観念なのです
。固定観念に囚われていたら、真理を極めることは出来ません。
 そこで、ここでは想定される別の真相を挙げ、それが正しいかどうかを推理し
て見ましょう。

●別の真相−1

 もし、20年前の上司に仕事をやるかどうかの意向を聴かれたことに対して、
信一が断ったことが、服務規定違反になるとします。(仕事も何か言葉で何々と
はっきり言われた訳ではありませんから、そういう仕事が本当にあったかどうか
も定かではありませんが、仮に本当だったとします)そして、それを理由に虐め
られ、依願退職させられたとします。すると説明できないことが沢山出てきます
。

 1.突然見たこともパイプのようなものを上司に見せられ「これやりますか」
   というのは、本当に業務命令になるのでしょうか。事前の説明を何も受け
   ていないし、その上司とはそれ以前に何も一緒に仕事をしたことがなく、
   別の仕事の計算・計算に明け暮れていたのですから。あのパイプは本当は
   何だったのでしょう。

 2.これを仮に上司の命令に逆らったとして、係長や課長が一度も説得も指導
   もせず、可哀相だから依願退職にしてやろうと、その後他の課に異動させ
   られ、公害対策局を挙げてこっ酷く虐め回し、依願退職に追い込むなどと
   いうことをするでしょうか。その後は何も無かったかのように、他の課に
   異動したわけですし、与えられた仕事をちゃんとこなしていたのですから
   。そして、誤解を受けるような言動や揺さぶり戦法でノイローゼになる程
   執拗に虐め、最後には信一の「退職願い」を何の慰留もせず受け入れた。

 3.帝都に入った早々からまともに扱われず、数々の差別的な扱いや虐めがあ
   ったのは何故でしょう。(詳細は小説を見てください)

 4.退職後やっとの思いで働き生きていた信一に対して、次第にエスカレート
   させながら、帝都警察・帝都消防・近県警察他までが参加して、こっ酷い
   妨害工作をしたのは何故でしょう。その結果職場を次々に追われ、最後に
   はまったく職に付けなくなるまでもやられたのは何故でしょう。そして、
   今も帝都警察の監視下に置かれ、二度とまともに生きて行けないようされ
   ているのは何故でしょう。どう見ても信一のやった事とやられている事と
   のバランスが取れません。

 以上の数々の矛盾から、この真相は間違っていると結論付けられます。

●別の真相−2

 あれは単なる虐めだった。信一は大人しい性格だからそれを払い退けることが
できず、虐めが次第にエスカレートした結果、邪魔者扱いされ追い出された。こ
の真相にも説明出来ないことが沢山ある。

 1.役所はそんなに虐めが横行するようなところなのでしょうか。まるでどこ
   かの暴力教室のようですね。これでは子供をそんなに危険なところには就
   職させられないと思う親も出てくるのではないでしょうか。

 2.東大卒の管理職が単なる虐めの指揮をするでしょうか。何で「それまで下
   地を作ってね」などというその後に差別者に仕立てることの予告とも取れ
   ることを言ったのでしょう。「課長試されているからね」などという係員
   がいたのでしょう。課長の上司が部下を使って人を虐められるかどうかの
   試験をするでしょうか。

 3.何故、退職後も全地方官庁が結託し信一に対する虐めを行なったのでしょ
   う。役所はむしろ暴力を取り締まる立場にいるはずですが。

 4.他は「別の真相−1」に同じ

 というように、この真相も常識と照らし合わせて変ですし、矛盾だかけですか
ら、真実ではないと結論付けられます。

●別の真相−3

 あれはあの東大卒の若山課長の単なる悪戯だった。「こいつはくそ真面目でか
まったら面白いぞ」程度の悪戯心で始めた虐めだったが、次第に公害対策局の中
で大騒ぎになったため、理由をはぐらかすために、色々な嘘を並べ立て、または
揺さぶり戦法で誤魔化した。これには一般局員も一緒に騙されていた。退職後の
工作は、自戒の念とこのことが明るみになると自分の立場が危うくなるからとい
う相反する二つの動機から、人助けと思わせたり、訓練と思わせる戦術で18年
間を繋ぎ、無事2年早い定年退職に漕ぎ着けた。これにも矛盾が沢山ある。

 1.東大卒とあろう者がそんな悪戯をするだろうか。そして、そのために出世
   を棒にふるだろうか。そんな馬鹿な東大卒がいるだろうか。この事件以来
   若山課長は人気がなくなったという噂を聴いたが、これも工作も内かも知
   れないが。

 2.いくら東大卒で人脈があるとは言え、自分の立場を守るために部下や帝都
   警察までもを動かすような大嘘を付くだろうか。誤魔化すためとは言え、
   そんなに大掛かりなことをするだろうか。頼む方も頼む方なら、受ける方
   も受ける方、前代未聞の馬鹿げた謀事ということになる。

 3.今だに帝都警察が見張っているのは何故か。「永年の功労者が処分された
   んじゃしょうがないから」の功労者とは若山課長、それともこれを指揮し
   た帝都警察の幹部を指しているのか。何か守ろうとしているには違いない
   が。

 従って、これも真相としては怪しいと結論する。


                                ヨウジ

                   転載-97 93/11/01 フリーボード#2738他




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