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★タイトル (CKG ) 93/ 9/28 10:24 ( 36)
●『続・権力の陰謀』 もう一つの癒着 ヨウジ
★内容
今我が国で問題になっているのは、政・官・財・業の癒着である。 かつての
学友が仕事の上でも友情?を発揮し、お互いの出世・繁栄のために蜜に協力し合
うというものである。 これは一見当たり前に見えて、実は民主主義の根幹に関
わる重大問題であることは言うまでもない。 この癒着は今回発覚し、また政権
交代した故、是正される方向にあるが、発覚しない無数の癒着もあるのではない
かと思う。 人間と人間は結び付き人脈を作る。 人間と人間が結び付き人脈と
人脈が結び付く。 これが悪い結び付きや政・官と係わりない結び付きなら、む
しろ美談になるわけだ。 結び付きが私人としてのものに限れば何も問題ないわ
けだ。 だが、人間は金や出世欲に弱い。 また、自分には甘い。 その結果、
公私の別なく結び付き、政治腐敗を生んだ。
そして、もう一つの癒着が浮かび上がる。 官・官の癒着である。 20年前
加藤信一を差別者に仕立てることを企んだ帝都は、信一を退職に追い込むと、今
度は差別を社会に拡張する作戦に出た。 そこでまず帝都警察に応援を頼んだの
だ。 警察を味方に引き入れれば、大規模な捜査網により信一をより確実に抹殺
できるし、反撃される可能性が薄らぐからだ。 ここで役立ったのが、帝都と帝
都警察との人脈の結び付きだった。 高学歴は高学歴の人脈を持っているから、
ハイポストの人脈と結び付いている。 信一に関する情報は都合の良いようにね
ぎ曲げられ伝えられた。 かくして帝都は、帝都警察と隣県警察等の他の官庁の
援護射撃を受けながら、いとも容易く信一の20年間を潰すことに成功した。
そして、手を汚した帝都警察は、今度は自分たちの立場を守るためにも、日夜信
一を監視し続け、絶対に反撃されないよう動静を窺っていたのだ。 偽りの理由
を用意して。 そして、あわよくばあの事件のでっち揚げをしようと企んでいた
節もある。
官・官の癒着も民主主義の根幹に関わる重大問題である。 発覚し難いし、裏
に『権力の陰謀』がある場合には最悪である。 信一は差別者に仕立て揚げられ
、20年間も権力の結束力強化の手段として、標的にされてきたのだ。
「お前だけ不幸になれば皆良くなる」
等と人を人間とも思わぬ残虐極まりない言葉を吐きながら。
ヨウジ
転載-56 93/09/17 フリーボード#8502他