#352/1336 短編
★タイトル (LMF ) 95/ 1/ 4 17:59 ( 33)
逃走!! 第二章その3 ケルベロス
★内容
「それで・・・君は何をみたのですか?」
どう答えればいいか迷ってるうちに小山田は言葉を続けた
「いや、君が動揺するのも無理はない、まさか同じ学校の友人が人殺し
をするとは信じられないのも無理はない」
「同じ学校の!!」彼は思わず呟いていた。
「そうだ」小山田は続けた、
「既に同級生からの証言もとってある、大友さん・・・だったかな、彼女が
すべてを見ていたそうだ、ある生徒が被害者を刺すところをね・・・」
頭から血の引いていくのがハッキリと感じられた。
「で、君は何をみたのですか??」
さあ、どうする!!どうする!!!どうする!!!!!!
「い、いや、ぼ、僕は犯人までは見てませんし、そ、それに・・・」
「それに?」
「い、いや!なんでもありません・・・失礼します!!」
早くここを離れるのだ!!はやく、早く、ハヤク!!
「待ちなさい、そういえば名前をまだ聞いてなかったね、ここの生徒だね?」
=uは、はい!そ、そうです」
「ふーむ、名前は?」
「我孫子、我孫子と申します!!」
「生徒手帳か何かはもってるかね?」
「す、すみません!!家においてきました!!!」
「定期券か何かは持ってるだろう?」
「・・・い、家は近いので歩いて来てます!」
「ふーむ・・・ま、いいか、今度からは生徒手帳は忘れんようにね」
「は、はい!注意します!!」
「ははは、いいんだよ!!、私は別に教師じゃないから、」
「す、すいません!!失礼します!」
助かったのか?いいや、まだだ!!疑われているのが当然だろう・・・
とにかく怪しまれるな、平然と振る舞うのだ!!
ふたたび人垣をこえて校門までたどりついたとき、背中は汗でビッショリ
になっていた。
これからどうすればいいんだ?既に犯人として警察は捜査している。
どうすれば・・・・・答は出なかった。