AWC 真っ白な天から   κει


        
#17/1336 短編
★タイトル (WJM     )  93/ 5/ 3  20:47  (111)
真っ白な天から   κει
★内容



                        . .. 愚か...だなァ .  .    ...



                   優しさを落としちまった鳥は
                   きっと大空を飛びながら
                   しばらくは満足するだろう
                   悲しくなっちまうのは
                   その羽が猟師に撃たれ
                   激痛が脳に届いたあたりから

                   悔恨の嵐吹き荒れる中
                   豪雨で嗚咽をかき消しながら
                   トボトボと
                   トボトボと
                   ぬかるんだ地上を這って探す

                   そーゆーもんでしょ

                   でもあまりに森が広いんで
                   そのかけらさえ見つからない



                     ...  . 北極星 .の. 涙 ...



                    硬く凍り付いた涙

                  氷点越えて
                  ますます氷流れる海に
                   飛び込みたい衝動

                    身体は寒さゆえ
                    朽ちてゆく

                  誰が悪いわけでもなく
                  ただ
                  みずから静かに回想せよ

                  凍り付いた地点を思い起こす
                  それ以前は喜びですか

                  くずれ落ちた悲しみの滴を
                   拾い集め
                   温かみを感じれるなら
                   まだ希望、彼方にみえるはず



                        ... .白い汽車 . .. .   .




                   愛をなんとも想わぬ心は
                   生々しい血をガブガブと飲める

                   絞りだした勇気で
                   また喉がカラカラになると結局は
                   満員電車に詰め込まれちまう

                   行く先は知らぬ

                   それで誰も体をよせあい
                   おびえを共通に平安する




                         . .  純  . ..


                    雑然とした路地裏でみつけた

                    流動する透明な水を
                  両手にすくったら
                  肌色の掌がゆらゆらと揺らめく

                  水面に日差しが反射して
                  キラキラ輝いてる
                  まるでダイヤモンドみたく

                  包み込んだ水を
                  決してこぼさないようにして
                  あまりにも輝くそれを
                  大事に飲み干した

                  口の端から一筋の流れ

                  少し熱くて同じだけ冷たい
                  やがて体に染み渡れ











                     . .. . Keiichiro☆彡 ..  . .


                                            編:  1993.05.02




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