#1523/3137 空中分解2
★タイトル (MEH ) 92/ 3/21 0:31 ( 41)
エジプトの神話 クリスチーネ郷田
★内容
神話ってのは実にキチガイじみていて、読んでいると思わず笑ってしまうものがある。かつては神聖なるオハナシだったんだろうけど、今ではギャグ以外のなにものでもない
です。へたなギャグ小説では太刀打ち出来ない何かが、神話にはある。
要するに、クレイジーなところが面白いのだろうと思うのです。
これは見習うべきかも。しかし、そんなものを見習うと本当にクレイジーになってしま
うかもしれない……。
古代のエジプトにも神話があったんですが、妙に面白い記述があります。古代エジプト
には、九人の神(エネアド)、太陽神やらセトやらホルスやらと言った神が出て来ます
が、この神たちがまたスケベーで、よーわからんやつらなのですね。チェスター・ビー
ティー・パピルスと言うテキストにはこんな記述があるそうです。
セトとホルスの二人がベッドに潜り込んで、セトは陰茎を硬くする。(いかんなー、
またこの路線だよ……。)ホルスは両手を腰の間に置き、セトの精子を捕らえた。(捕
らえたっつーてもべとべとしそうだがなー、ああー下品だなあ俺も。)
それからホルスは、母イシスのところへ行って語った。(ん?よくわからない)
「おおイシスよ、わが母よ、ここへ来て下さい!セトが何をしたか見て下さい」
セトの精子を見たイシスは、ナイフを手に取って、ホルスの手を叫びながら切り落とし
て、水中に投げ捨てます。
「ギャーっ」と叫んでホルスくんの手をナイフで切り落とすとは、しかも水の中に捨て
てしまうとは、イシスってなんてやつなんだろ!彼女はそのあと別の同じ手をホルスに
作ってやるのですが、このあとが、さらに解らない。
彼女は甘い香りの香油を手にして、それをホルスの陰茎にべたべたと塗り付け、精子
を壷の中に放出させる。イシスは、そのホルスの精子をレタスの上にかけ(ドレッシン
グか!?それにしても、とんでもない発想だなあ)、セトはそのレタスを食べた。
彼はホルスの精子によって妊娠した(精子を食って妊娠すんのか!さすが神は偉大だなーっ)
はあーっ、もう疲れた。このあとも、精子がしゃべり出したり(「私は神聖なる流出物
であります」なんて言う)するのですが、もう全部は書きません。気力が無くなった…
…。このような発想のブッ飛び感覚、なんとなく面白くありませんか?わたしゃ好きだ
なー。
このような話は、リーセ・マニケ著、酒井傳六氏訳「古代エジプトの性」(法政大学出
版局)に出ています。興味のある人はどうぞ、って言っても私は頭がクラクラしてしま
いましたけどね。