#1451/3137 空中分解2
★タイトル (PPB ) 92/ 2/15 16:47 ( 36)
昇格・昇給資料 遊遊遊遊
★内容
センサーが働いて水が流れる。 このビルの社員たちは、気持ちよく放出し
ているが、ちょっと、無防備過ぎる。 このセンサーは超高感度で、社員たち
のプライバシーを、全部とらえているのだ。
センサーがとらえた情報は、最新鋭のAIを駆使したシステムに連動して、
個人別の詳細データを蓄積している。 大小はもとより、硬軟、感度、持久力
の有無などが、確実に人事部に把握されている。 さらに、センサーは付着物
を検知し、使用前・使用後、頻度、相手の体液の型なども完璧にとらえ、デー
タバンクに送り込む。
もちろん、データは、人事考課・人事異動にフルに活用される。 常務会に
「新年度昇格・昇給、人事部(図解入り)案」が付議された。
A常務「営業部のK課長は毎晩かねえ。 元気を持て余しているな!」
副社長「技術部のH課長のはでっかいなあ。 仕事は小さいが・・・」
専 務「営業のT主任のには、経理部のY嬢のがくっついていたのか? 彼
女のデータもあるのか、 よく調べたのか?」
人事部長「ハイッ、女性の方がデータは取りやすくて・・・詳細データを持
っております」
社 長「後で見せてくれっ」
人事部長「新年度の女性社員昇格はありませんが・・・・」
専 務「キミも気がきかん男だ、社長のおっしゃるとおりにすればいいんだ」
人事部長「ハイッ」
B常務「経理部長のC君のはスバッてるなあ、しょんべんするだけかな?
さすがは、模範社員だ!」
社 長「S課長には毎度ちがうのが付着しているぞっ。 いったい会社へ何
をしにきているんだっ」
C常務「K銀行のU次長も、ご乱行ぎみですなあ! 支店長に言っておきま
しょうか?」
社 長「そうだなあ、 通報しておけよっ!」
枯木重役たちの会議が続く。 新年度の昇格者は出るのだろうか?
1992−02−15 遊遊遊遊(名古屋)