#948/3137 空中分解2
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「こんな女に誰がした」その5 浮雲
★内容
「あはははは、ばっかねえ。アレは見るもんじゃなくてヤルもんよ。さあさ、も
う遅いから帰った帰った」
「何をいいやがる。もっと客を大事にするもんだぜ」
「もう、飲みすぎよ」
「けっ、ご意見ご無用。
酒はコメの水、水戸様は丸に水、酒のみに意見する奴あ向こう水。
てかっ。
ああ、こんなのもあったな。
酒飲みは奴豆腐にさも似たり。初め四角で末はぐずぐす。
てなことおっしゃいましたかね、と」
「おい、もういい加減にしよう。さっちゃんに嫌われるぜ」
「そうかそうか、それはやべえ。よしっ、かえろ」
いつもの連中が出ていくと店はしんとなり、水槽のモ−タ−の音だけがクゥン
クゥンと響いた。
「ママ、少し飲んでいい」
芙美子は、客を送り出すとカウンタ−に腰をかけた。
「もうよしたら。だいぶ過ぎているみたいよ」
ママが、眉間にしわを寄せてみせた。
「お、ね、が、い」
甘ったれるようにねだりながら、芙美子は、ああまた飲み過ぎちゃった、と自
分を笑った。
「あざのつくほどつねっておくれ、それをノロケの種にする、ってね。あざのつ
くほどつねってみたが、色が黒くて分からない、ってかあ、あはははは・・・」
この項 おしまい