#1293/1850 CFM「空中分解」
★タイトル (HBC ) 88/12/ 1 20:21 ( 73)
えらいこっちゃ、えらいこっちゃ。Blackです
★内容
11月26日、土曜日。午前6時50分ごろ。Black家のすぐそばに新型爆
弾が...こらこら、ちがうっつーの。では本題に。なお、これはフィクションで
はありません。
バリバリバリバリ、ドスーン!!という物凄い音で、私は目覚めた。隣の部屋で
妹が、
「あっ、落ちたよー。」
下では母が
「すごかったねー、どこにおちたんやろか。」
私はぼんやりとそれを聞きながら、(あー、雷か)と思った。しばらくして、母
が
「ねー、テレビつかんけど、どうしてや。」
と私を呼ぶので、ふとんの中から、
「コンセントは入ってますか、リモコンで消したんではないですか。」
と聞くと、
「電気は入るけど、絵も音も出ないんだけど。」という返事。
「あー、まただわ。コンセント抜かんかったでしょ。」
と妹が言う。このテレビ、前にも一度落雷で壊れているのだ。私はもそもそとふ
とんから抜け出し、下に降りる。
「どうしたんや。」
と言いながら、テレビの電源を入れてみる。なるほど、うんもすんも言わない。
「電気屋何時からだったっけ。」
「9時からじゃなかったっけ。」
「そんなに早かった?」
「電話してみればわかるじゃん。」
「確か、名刺もらったと思うけど。」
と言いながら、私は自分の部屋へ戻った。コンピュータはどうだろう、と電源を
入れてみる。...が、ディスプレイはまっくろのまんま。あれっ?と思い、何度
もリセットボタンを押してみるが一向にかわらない。
「はっはっはー、コンピュータも壊れたわ。」
と言いながら、下に降りてこたつにもぐり込む。まだ7時すぎなので、電話をか
けるには早すぎる。
朝食が終わった後、台所へ行った母が、
「ちょっとちょっと、そこの電信柱、フィーバーしてるよ。」
と言うもんで半信半疑で洗面所へ行き、窓を開けて顔をだすと...
ピーロピロピロピロピロ、ピロピロピロピロ...
なんと、家から5メートルくらいの所に立っている電信柱が鳴っているではない
か。その音はまるでパチンコでフィーバーがあたったような感じなのだ。私はその
音を録音しようと思い、自分の部屋へ戻ってアンプのスイッチをいれた。
「あれ?つかない。」
私はあわてて、全部のコンポを調べてみた。すると、チューナーもいかれている
ではないか。
「あーあ、ステレオもだめやわー。」
と母に言うと、いいかげん母もあきれた顔をしていた。
そうこうするうちに8時半。電気屋に電話をしてみようと受話器をとると、
「あれ?発信音がしない...。うっそー!」
まさか電話まで通じなくなっているとは...。私はあわてて服を着替えると、
近くの公衆電話まで走った。こっちのほうは通じていたので、なんとか連絡がつい
た。すると、朝から電話が鳴りっぱなしでサービスは悲鳴をあげているというでは
ないか。月曜日まで予定がつまっているという。仕方がないので、火曜日に、とい
うことでお願いをして、コンピュータを買った所へ電話を入れた。こちらのほうも
代替の都合をつけてもらうことに成功する。その後、コンピュータを修理に出し、
代替機を使って周辺機器のチェックをすると、モデムも壊れていたことが判明する。
あわてて修理に出すが、モデムの代わりはないと言われて目の前が真っ暗になった
のは言うまでもない。
結局この雷で故障したのは、テレビ、アンプ、チューナー、コンピュータ、モデ
ム、そして電話機であった。電話はその日のうちに繋がるようになったが、あとは
皆、メーカーのサービスに入院してしまった。さて、修理代いくらかかるだろうか。
この日は1日中雷が鳴りっぱなしであった。一体どういう天気なんだ。
−END−
P.S.一番辛かったのはPC−VANにアクセスできなかったことです。