#3415/3607 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/03/15 17:28 ( 25)
まだ飛ばない孔雀 永山
★内容
TBS系で放送のドラマ「クジャクのダンス、誰が見た?」第八回を録画視聴。ネタ
バレ注意です。
助走が長くなりそう、というシリーズ序盤で抱いた想像は当たっていたようで、しか
しこれほどまでに遅々として進まないものとは思わなかったな。真相解明に向けて、主
人公と弁護士とがもっとアグレッシブに動くと期待していたのに、心理描写というか
個々人のドラマに時間を割きすぎている気がする。調査は調査できちっと進めて成果を
上げながら、人間ドラマの部分を見せていくという構成であればまだ納得できるのです
が、今の本作のスタイルはやるべきことをやっていない風に映ります。山下父の手紙に
名前のあった六人の身元調べが最たる例で、うまくすればネット検索だけで片付きそう
な人物もいるのに、もたもたと時間を浪費するばかりで、調べている様子があまり感じ
られない。凄くシンプルな構造の事件をややこしく見せるために、時間稼ぎをしている
ようにさえ思えてくる。
先週の感想でも指摘した、神井記者にしたって、自身では何も情報を掴めず、どこか
から届いた封筒に入っていた冊子によって、重要なネタを得ている。
今回のラストで、正体不明だった男が実は鳴川弁護士だったと(視聴者に対して)明
かされましたが、この点にしても、真っ当なやり方で主人公らが事実に辿り着けるのか
しらん?
その鳴川、どうして主人公らの前では関西弁で、黒幕っぽく振る舞うときは標準語な
の? 姿形も多少変えているようだし、何のために? 視聴者を惑わせるためにやって
いるんだとしたらそれはおかしい訳で、物語上のちゃんとした理由があるのかどうか。
黒幕として振る舞っているときに、盗聴や隠し撮りをされるのを恐れ、前もって変えて
いた? だとしても、この程度のごまかしでは役に立たないことぐらい分かりそうなも
のですが。
ではでは。