#3307/3575 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (sab ) 24/12/05 14:46 ( 33)
感想>「復讐の協奏曲」(ネタバレ注意)朝霧三郎
★内容
中山七里って面白いのか。
毎日2時間睡眠、死ぬ時にはキーボードを打っている状態で死にたい、
そこまでして書かないとダメだ、
と、「ミステリーの書き方」(オーディブルオリジナル)で言っているが。
そんな人がどんなのを書いているのか、と、
「復讐の協奏曲」を聞きだしたが。
幼女が行方不明になって、死体の首が郵便ポストの上に、他の部位が学校の校門に、
みたいな事件が起こり、
この犯人を追いつめるミステリー?
と思いきや、この御子柴なる人物が、少年法の絡みで刑を免れて
弁護士になって活躍するというシリーズもの、らしい。
そこらで挫折です。
そんな人をダークヒーローとして読書を楽しめるのか。
でも、楽しんでいる読者は多い。
これは、小生のミステリーオタク遺伝子が足りないからではないのか。
色々なオタク遺伝子があって、
小生の場合、私小説オタク遺伝子はあるのだが、
ミステリーオタク遺伝子はそもそもなかったのでは。
これは、若い時にミステリーを読んでいればミステリー好きになる
というのではなくて、
生まれながらにミステリー遺伝子をもっている人が
若い時に読書体験をすると開花する、
或いは、たまたまミステリーを読まなかった人でも、
ミステリー遺伝子をもってさえいれば、
50代60代になってミステリーを読めば
ミステリーオタクになる、
というものではないか、などと考えました。
正月のHulu版「十角館の殺人」が面白くなかったら、
本格ミステリーオタク遺伝子は全くないと言えるでしょう。
中山七里がつまらないなら、広義のミステリーもダメなのか…
もっとも「容疑者Xの献身」は面白かったのだが。