#3255/3595 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 24/10/24 17:53 ( 26)
膨張から収縮 永山
★内容
フジテレビ系で放送のドラマ「全領域異常解決室」第三回を録画視聴。ネタバレ注意
です。
前回感想に記したように、次回予告を見て期待を膨らませていましたが、観てみると
がっかりな展開でした。
本格ミステリな謎の提示に対して、これまでの二回のように、現実味のある解答を示
してくれるものと期待していたのに、そういうフォーマットからはみ出すエピソードだ
った。ファフロツキーズ現象を“万能の切り札”みたいに出してきて、非常にあやふや
な、とってつけたような現実解を提示。しかしとても信じられない、極めて偶然性の高
いもの。裏にはやはり超常的な何かがあったんじゃないかと匂わせて、終わり。よくあ
るスタイルで、現実的に解決できる事件もあれば超常的なお話もあるよという本ドラマ
の性質を明らかにする回だったのでしょう。
別にそういう趣向自体はかまわないけれど、こんな魅力的な謎を提示した回で、あや
ふやな展開を持ってこなくてもいいじゃないか。(--; 個人的には肩すかしも甚だし
い。
だいたい、ファフロツキーズ現象をすべて解明済みみたいな扱いをしていることがお
かしい訳で、竜巻では説明のつかない事例は複数あるはず。今回のエピソードにしたっ
て、小型飛行機の破片と人間の足首から先が、同じ場所に落ちてくるのは変じゃないの
か。比重が似通った物が一団となって落ちてくるもんじゃないの?
真の解決っぽい超常現象として、タイムホールを持ち出したことも、いまいち。タイ
ムホールがいかなるものか、視聴者にはっきりとは示さずに、話をどんどん進め、煙に
巻いた感がありありと。真鍋教授は足首から先を失った状態で生きているのか、それと
もタイムパラドクス的なパワレルワールドの存在なのか。携帯端末にテキストで連絡し
てた真鍋に対し、常見がまずすべきは証拠となる写真を送るよう返信することでしょう
に、ただ単にメッせーのやり取りをして納得してるのにも首を傾げる。
ではでは。