#3185/3613 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (sab ) 24/08/19 18:38 ( 71)
高田に教えてあげたいが…。
★内容
最近はもっぱら通院にあけくれています。
高田延彦がなった心房細動に小生もなったのですが、治療方法が
若干、いや、かなり違うんですね。
高田のはカテーテルアブレーションと言って、股間から細い管を入れて
行って、心臓内部から不整脈の信号を出す位置を焼く、というものなのですが。
しかし、これだと一回で90%とかの治癒を望めない為に、
抗凝固薬は続けなければならないでしょう。
心房細動で一番怖いのは、心臓の左側にある左心耳という部位の内部で出来る
血栓が脳に飛んで行って脳梗塞を起こすという事なのですが。
しかも、左心耳で出来る血栓は大きいので、脳の入り口あたりに引っかかってしまい、
半身不随ならましな方、下手したらそのままご臨終という悲しい結末が待っている
のですが。
その為に、心房細動になったら、血栓が出来ない様に、抗凝固薬を飲み続けなければ
ならない。多分一生。
高田のやったカテーテルアブレーションだと、必ずしも心房細動を90%100%
治療は出来ないので、今でも抗凝固薬を飲んでいる筈です。
そして、2回目、3回目のカテーテルアブレーションをやるのでしょうが。
それでも、抗凝固薬を止めるのは難しい。
これを飲んでいると、血栓は出来づらくなるのですが、かわりに脳出血
などの副作用があるので、
これを飲んでいる間は、レスリング等激しい運動は無理でしょうね。
ところで小生がやった心房細動の治療は、高田のとはちょっと違って、
ウルフオオツカ法という術式の手術で、
脇の下に胸腔鏡の穴を3ケ所ずつ開けて、
そこから胸腔鏡を突っ込んで、
上述の左心耳をちょん切ってしまうというものなんですね。
切ったと同時にくっ付ける、ハサミ兼ホッチキスみたいなのでやるのですが。
それで左心耳がなくなってしまえば、99%(100%ではないが)
は左心耳で血栓は出来るので、
手術直後から、抗凝固薬は飲まなくてよくなりました。
又アブレーションにも、高田がやったカテーテルアブレーションと、
ウルフオオツカ法の外科的アブレーションと2種類あって、
カテーテルアブレーションだと、不整脈の治癒率は高田の様な軽症の場合でも、
50%〜70%で、何回もカテーテルアブレーションを繰り返さなければ
ならないんですね。
小生のやったウルフオオツカ法では、一発で約90%の治癒率という事です。
という訳で、
カテーテルアブレーション、
よりも、
ウルフオオツカ法の方が遥かにいいのですが。
しかも安いんですね。
自由診療でやると190万ですが、健康保険で3割負担だし、
高額医療費制度を使えば更に安くなり、
小生が払ったのは約4万円(10日の入院で)でした。
又低侵襲の手術の為、ほとんど苦しみはなかったですね。
手術翌々日には歩いてトイレに行けます。
以上を高田に教えてやりたいのですが…。
ウルフオオツカ法をやれば早ければ3ケ月でリングに立てるんですがね。
しかし、高田も色々調べたでしょうから余計なお世話かも知れません。
それにしても、今の日本では、ウルフオオツカ法はあんまり知られておらず、
もっぱら、みなさん、カテーテルアブレーションをやっているのですが、
これは何故か。
多分、カテーテルアブレーションは多くの内科医がやっているのですが、
カテーテルアブレーションでは抗凝固薬は止められないし、
何回もカテーテルアブレーションをやらなければならない、
てな事を言うと、日本全国で大々的にカテーテルアブレーションをやっている
医師達と喧嘩をする事になるからですかね。
或いは、カテーテルアブレーションで使うカテーテルはジョンソンエンドジョンソン社
製なので、そういう利権が絡んでいるのかも知れませんね。
まあ、近い将来、心房細動の第一選択治療はウルフオオツカ法になると
思いますがね。
ではまた。
(こんな事書いて、ウルフオオツカ法にも私の知らない、
何か恐ろしい副作用の様なものが
あるかも知れませんが。
そもそも左心耳切除と簡単にいいますが、
心臓に不要の部位などあるのか、
とも思うのですがね。
まあ、もう切ってしまったのでどうしようもないですが。)。