#2667/3700 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 23/05/12 17:45 ( 25)
不可解な言い種 永山
★内容
日本テレビ系で放送のドラマ「勝利の法廷式」第五話を録画視聴。ネタバレ注意で
す。
捻りを入れようとしてるのかもしれないけれど、いかんせん、ストーリー展開が粗く
て、効果が十全に発揮されているとは言い難い。
社長が、待ち合わせ場所に現れたのは偶然だの一点張りをしていましたが、接触して
きた主人公達に対し、「渡すもん渡せ」と求めている時点で、偶然では通らない。そこ
は明らかなのに、示談交渉の場でも裁判になっても弁護士達は一切その点に触れようと
しない。録音していなかったから、なんて理由にならないはず。追及の材料として絶対
に使うべきものを使わないのには、違和感しかない。
社長の奥さんの犯行も、行き当たりばったりでよく分からない。恨み辛みある社長へ
の復讐を果たすチャンスだと考えるのはいいけれでも、アリバイなどの点から無理があ
ることくらいすぐに分かるはず。にもかかわらず、濡れ衣を着せようとするなんて、冷
静な判断が下せなくなっているとしか。それだけ社長への恨み骨髄だったのだ、とする
のであれば、作中でもきちんと触れなくちゃ。
ディープフェイクの画像が髪をいじる仕種で、女が男に化けていると看破される流れ
はいいものの、何で奥さんは髪の毛に注意を払わなかったのかというのがそもそも疑
問。カットする訳には行かないだろうから、短くなるようまとめておくとか対策を施す
のが当たり前なのでは。
以前にも触れた、黒澤の正体(連続殺人二番目の犠牲者の恋人)について、主人公が
知らないのは不自然。今回、後輩から伝えられて驚いていたから、本当に知らなかった
のでしょう。過去に扱った事件で、絶対に知っていなければいけないんだけどなあ。
主人公が黒澤を追及した場面、あれこれぶつけていたのに、炎上の元になった煽りの
書き込みをしたのは黒澤なのかについては、まったく触れず。何で?
ではでは。