#2648/3699 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 23/04/27 16:44 ( 33)
あらさがしにあらず 永山
★内容
日本テレビ系列で放送のドラマ「それってパクリじゃないですか?」第三話を録画視
聴。ネタバレ注意です。
案件が複数出て来て、やや盛り込み過ぎの印象を受けましたが、終わってみればいつ
の間にか片付いていた感じ。出て来た案件すべてが決着したのではないけれども、それ
なりにまとまっていた。
細かいが気になった点がいくつか。
知財の専門家である上司から、新米のヒロインが物凄く大事で困難な仕事を任され
る。視聴者目線で言えば、誰もが「おいおい、この人にこんな仕事を任せて大丈夫か
?」と感じたと思うんですが、ヒロイン本人も周囲もさほど気にすることなく、話は進
む。で、終盤になってヒロインが時間ぎりぎりに報告書を完成させるも、その前に上司
が既にその仕事をやり終えていたと判明。ヒロインが上司を問い詰めると、練習をして
もらったんだという答。ここで視聴者は納得できたと思うんですけど、ヒロインは「何
でほんとのこと言ってくれなかったんですか」と怒る。上司「最初から練習と分かって
いたらどのくらい本気を出せたか分からない」と至極真っ当な返事。それでもヒロイ
ン、不機嫌なまま。うーん、ちょっと無理筋を押し通した感が。ほんとにヒロインが任
された仕事一本に集中していたなら、まだ分からなくはないんですけど、他の仕事にも
手を貸していたからなあ。
あこがれの開発主任(女性)から意見を求められた女性研究員。香りが云々と意見を
言ったら、「あなたはもういいわ」と外される。そのことでショックを受ける研究員。
終盤になり、開発主任から、「あの意見は私と同じだった。あなたと私はとても似てい
る。あのとき私が欲しかったのは、違う見方だった。だからあなたには安心して別の仕
事を任せたのよ」的な説明。いや、それならそれで言い方ってものがあるでしょうに。
「もういいわ」だと切って捨てたみたいに感じられるというのが、開発主任には分から
なかったのか。そういう、人の気持ちが分からないキャラとして描かれてはいないの
に。
カメレオンティーの特許について、先に出願されていないかを知財部部長がチェック
し、大丈夫だったと太鼓判を押す。のちに、先行して出されていた特許に抵触すると判
明したのに、知財部部長には何のおとがめもなし。どうなってるんだ?
第一話での、「社長が情報漏洩しちゃってました〜」は、笑いのためと社長のキャラ
を明確にするためと分かるけれども、今回の上三つはただただ話の作りが粗いって感じ
たんですが、どうなんでしょ。
ではでは。