AWC 急いでドラ感書いた   永山


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#2502/3687 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  22/11/30  22:56  ( 26)
急いでドラ感書いた   永山
★内容                                         22/11/30 22:57 修正 第2版
 フジテレビ系で放送のドラマ「親愛なる僕へ殺意をこめて」最終回を生視聴。ネタバ
レ注意です。
 前回で一応、真犯人が判明し、あとは何をやるのかと思っていましたが、うーん? 
裁判はともかくとして、“もう一つの殺人”については「そんなレトリック、この作品
にいる?」と思ってしまった。描き方の問題なのかな。多重人格って確かに本来ならメ
インテーマになるべき事柄でしょうけど、このドラマの場合、最終回までの道行きで多
重人格のもたらす苦悩や問題といった描写が浅いというか、通り一遍で終わってしまっ
てた気がする。作中で描かれたように、きつい言葉を囁かれた程度で人格が消えてしま
うなんて、そんな簡単に行くのか?と思うし。極言すれば、ストーリーのために多重人
格を利用したんじゃないの感が拭えない。
 付随して、京花の行動原理にしても元のルールからどんどん逸脱し、変わっていった
けれども、これもストーリー優先の作者都合で合わせただけに感じる。さらに、“いい
話”にしようと、取って付けたような登場人物達の心理の吐露を入れてきたのも,何だ
かなぁと。
 以前に書いたことの繰り返しになりますが、主演の山田涼介はがんばっていた。人格
が変わったように見える演技をこなしていた。それをもっと活かす小エピソードが途中
に一つでもあれば、作品全体の印象が違ってきたんじゃないか。それがなく、いきなり
最後に見せ場を持って来られても、ちょっと着いて行けない。
 あと、エイジが逮捕勾留されていたけれども、何の罪でどれくらい入っていたのか。
事情を鑑み、仮釈放じゃないのか。それに、ちゃんと裁判したら執行猶予が付く気がす
るんだけど、甘いかな。で、逮捕拘留中のエイジが、同じく逮捕勾留されている被告人
の京花に面会なんて出来るのかしらん?
 とまあ、文句や疑問が山盛りでしたが、ラストシーン辺りを見ていると、制作サイド
のやりたかったことは分かったです。

 ではでは。





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