AWC 本文書かずに   永山


        
#2420/3585 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  22/09/30  21:33  ( 27)
本文書かずに   永山
★内容
 最近、プロットを募るコンテストがぽつぽつと増えてきているような。
 物語そのものではなく、梗概・粗筋と登場人物や作品世界設定のみで判断し、良さそ
うなプロットには担当者がつき、書籍化を目指すというもの。
 去年、私が把握していたのはノベルデイズ他で募集されていた「青い鳥文庫プロット
大賞」のみでした。が、今年は同じ「青い鳥・」の他、カクヨムの自主企画で、スニー
カー文庫の編集者の一人が、テーマを決めてのプロットコンテストを催しているし、集
英社のダッシュエックス文庫では、集英社ライトノベル新人賞の一部門という体裁で、
IP部門を設置(これは厳密にはプロットではなく、42×34フォーマットで二十枚
以内のプロローグを読んで判断するとのこと)。
 この手のコンテストが増えるのは悪いことではないはず。ただ、プロットのみ募るの
って小説と比べると、後に募っていた部署から似通ったアイディアの作品が刊行された
ら、「プロットを盗まれた!」なんていう騒ぎが起き易い気がしますが、そこはまあ置
いておくとして。
 他に気になるとしたら、今のところ晴れて出版に到ったという話が何もないようなの
が気になる。たとえば青い鳥文庫の第一回プロット大賞は一月末に結果発表されてお
り、単純計算で八ヶ月が経過。進捗具合がどこかで上がってもいい気がするんですが、
全部伏せてやるものなんでしょうか。某巨大掲示板ではだいぶ前に、嘘かまことか、お
流れになったとの書き込みがあったので、ひょっとすると途中で話が壊れることはある
のかなと。そもそも、普段暮らしている中で執筆する時間がない人がプロットを出す
ケースが多いだろうから、はい受賞しました、はい書きましょう、とはならない場合が
多いんじゃないかしらん。で、お流れになると。
 いっそのこと、原案募集的なコンテストってことにして、「優秀なプロットは他の小
説家や漫画家によって作品化されます。あなた(受賞者)には印税は入りませんが、アイ
ディア料として**払います」ぐらいに振り切った方が、それぞれのためになるのかも
しれず。

 ではでは。





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