AWC ロボッターではなくフォゲッターでもなく   永山


        
#1997/3585 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/11/09  20:11  ( 27)
ロボッターではなくフォゲッターでもなく   永山
★内容
 日本テレビ系のバラエティ番組『月曜から夜ふかし』を観ていたら、大事な物をなく
したときに位置情報を教えてくれるタグを紹介してた。三千八百円もするタグを、大事
な物それぞれに付けなきゃいけないとなるとたいそうな出費になるなあ。
 ドラえもんの秘密道具に似たようなのがあった気がする。その道具を付けた物体は呼
んだら返事するようになる、みたいな。名前が思い出せない……。
 もしこの手の物が当たり前の世の中になったら、殺人犯は犯行後に被害者の持ち物を
慎重に処分しないと、簡単に行動がばれそうだし、遺体を隠してもすぐ見付かる恐れが
あるな。あ、もちろん創作での話。(^^)

 図書館本、今読んでいるのは『毒殺』(上野正彦 角川書店)。推理小説ではなく、
法医学の権威として著名な作者によるエッセイです。
 タイトルから想像できるように、いくつかの毒物に絞って、様々なエピソードが綴ら
れているのですが、その合間合間に挟み込まれる小ネタが興味深い。知らなかったこと
がたくさんあって、これはミステリで使えるぞというものもちらほら。
 ただ、刊行が一九九九年と二十年以上前。すでにプロアマ問わず複数の推理作家が使
っていてもおかしくない。というか使われている前提で検索してみたんですけど、ヒッ
トしないな。
 これこれこういうネタを使った作品、知りませんか?と問い掛ける訳にもいかず(だ
って、ネタの中身を知られたら、いざ自分が使うときに困る ^^;)。
 何はともあれ、二十年以上前の本でもこれだけ知らないことがあるのだから、最新の
法医学となればどうなるんだろうと心配になってくる。
 いや、案外、推理小説に使えるアイディアという意味では、一昔も二昔も前の技術の
方が応用が利くかもしれない。最新の技術は何ていうか、一点突破!みたいな性格の技
術で、ある一つのこととのみを追究している感じがする。それ故、他のことへの応用で
きる幅が狭そうな……偏見かしらん?

 ではでは。





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