AWC 周回遅れにならない内に   永山


        
#1899/3573 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/08/25  17:28  ( 26)
周回遅れにならない内に   永山
★内容
 テレビ朝日系で放送のドラマ「緊急取調室」第4シーズン第五話を録画視聴。ネタバ
レ注意です。
 ロボットが容疑者、AI相手の取り調べという雰囲気を予告で出していたので物凄く
期待大だったのですが、ハードルを上げ過ぎてしまったようで。想像していたのとは違
いました。漫画『Q.E.D. 〜 証明終了 〜 』(加藤元浩 講談社)のとあるエピ
ソードのような感じを思い描いていた。
 てことで、今回の話に登場したロボットは、記録係の域を出ていなかったかな。ちょ
っと高度な監視カメラというか。
 女性が頭部を二度強打して死んでおり、傍らには見守りロボットが若干壊れた状態で
転がっていた。被害者の息子はその見守りロボットを開発した企業の社長。で、流れと
してロボットを使って殺した?という疑惑が浮上するのですが、容疑者が早い段階で企
業の関係者に絞られたことで、ロボットを使った殺人はあり得ないだろうと感じた。だ
って、どんな形であれロボットがユーザーを殺したなんてことが公になれば、企業とし
て印象が悪くなり、売り上げも評判も落ちるはず。だから少なくともロボットを積極的
に使った殺人ではないなと。もしもロボットを使った殺人だったら、脚本に矛盾ありと
言ってやろう(^^;と思ってましたが、そうならなかったのでよかった(苦笑)。
 真相が明らかになるにつれて気になったのは、ではこの犯人はどんな罪で裁けるんだ
ろうかという点。あれこれお膳立てはしたけれども、被害者が命を落としたのは偶然の
事故みたいなものだから、殺人では裁けそうにない……と心配していたら、ちゃんと用
意されていました。なるほどねー、求刑できる刑罰的には殺人より軽いけれども、こう
いう見方があったかと感心。
 総体的に、期待した方向とは異なっていたものの、そこそこしっかりした造りだった
ので楽しめたといったところでした。犯人の殺人計画の確実性がもっと高かったら、も
っとよかったんですけどね。

 ではでは。





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