#1086/3585 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 19/08/30 20:46 ( 32)
盗むまでもないサイン 永山
★内容
テレビ朝日系で放送のドラマ「サイン―法医学者 柚木貴志の事件―」第七話を録画視
聴。ネタバレ注意です。
あかん。低空飛行が続く。鳥人間コンテストで言えば、機体の下三分の一辺りまで着
水しつつも無理矢理進んでる感じ。
まず、前回から続く事件、序盤であっさり犯人逮捕、解決。拍子抜けもいいところの
上に、怪我を負った女刑事は何事もなかったかのように復活してる。この程度なら、前
回の一話分に収められたはずなのに、何で分けた?
そして直後に、第一話で表面上の解決を迎えたまま放置されていた事件が再始動。
で、またまた捜査がお粗末。
刑務所内の個室シャワーで感電死が起き、電球に細工のあとが見付かったのに、被害
者の一つ前の利用者を調べない。
第一話の事件でスタッフジャンパーが重要な手掛かりになると分かり、刑事が会社に
回収しに行くも、社長にのらりくらりとかわされる間に、燃やされてしまう。しかも社
長は最有力容疑者と判明しているにもかかわらず。さらにこのときの女性刑事の履き物
が、走るのに不向きな代物だったようで。逃亡される等の突発事を全く想定していない
のね。
法医学者の柚木はスマホで、ある女について調べてくれと解剖医の中園に電話。中園
はネット検索で情報収集……うん? 法医学者・解剖医がこんなことやるのもおかしい
し、調査がネット検索だけで事足りるのなら、柚木がスマホで検索すれば済んだので
は。
そういえば冒頭の事件でも、殺人犯が出現するのが確実な場所に、柚木達まで何故か
行き、あまつさえ、犯人を取り押さえようとして負傷していた。他に刑事がわんさかい
るのに、どうなってるんだ。
ラスト、第一話の事件の真犯人と目される女が、柚木と対峙。何か格好いい台詞でも
吐くのかと思いきや、単なる快楽殺人鬼って感じでがっかり。こんな犯人像、あまりに
も多くて食傷気味。パターンにはめるならはめるで、心情移入できるキャラにはできな
かったのかな。
ではでは。