#1067/3581 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 19/08/11 21:02 ( 26)
記憶とロマンと事実と 永山
★内容
このところ著名なプロレスラーの訃報が多く、その都度、スポーツ新聞系のサイトに
は追悼記事が載るのですが……さもリアルタイムに体験したかのような書きっぷりであ
りながら、間違いがやたらとある記事が目について、気になる。
経験していないならしてないで、ちゃんと断って書けばいい。もしも体験してるのに
誤りの目立つ記事ばかり書くようなら、朧気になった記憶のみに頼らず、確認するよう
他の人が忠告できるシステムしないと。
今日見掛けた「帰ってきたウルトラマン」の記事も怪しかったなあ。プロレスに限ら
ず、あらゆるジャンルで起き得る問題なのね。
何日か前にNHKのBSでやっていた三国志の特番を録画視聴していると、最後の方
で、出演者である芸人が「『三国志』を『三国史』と書かないのは、歴史を綴っただけ
でなく英雄達の志を表したものだからなんだなと感じた」みたいな意味の感想を述べて
いたのですが……。
「あれ、そうだっけ?」と昔々の朧気な記憶を頼りに調べてみたら、やっぱり違って
た。この場合の「志」には雑誌の「誌」と同じような意味があって、記録するというニ
ュアンスだとか。
でまあ、芸人が番組を通しで見てきて、冒頭のような感想を持つのは別にかまわない
と思うんですよ。事実とは異なっていても、それなりに面白い、ちょっとロマンを感じ
させる捉え方だし、あくまでも感想なのだから。
気になったのは、収録スタジオには芸人や芸能人の他に三国志の専門家と思しき人物
もいたのに、その人が何も言わなかったこと。
もしかしたら同じように、芸人の感想だからまあいいや、と感じてスルーしたのかも
しれません。けど、テレビ番組に専門家として出演しているのなら、一言注釈として発
言すべきなのではないかいなと思ったです。
ではでは。