AWC 予測不能のはらはら感かパターン踏襲の安心感か   永山


        
#992/3054 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  19/06/08  19:40  ( 22)
予測不能のはらはら感かパターン踏襲の安心感か   永山
★内容
 TBS系で放送のドラマ「インハンド」第九話を録画視聴。ネタバレ注意です。
 こういう表現でいいのかどうか分からないけど、“お手のもの”感がにじみ出た回だ
ったような。
 本ドラマには、今までにも「こうしたら平均点の面白さは出せるでしょ」的な、ドラ
マ作りのマニュアルに則ったみたいな匂いを感じていましたが、今回はその集大成って
印象でした。いい意味(楽しめる)でも悪い意味(先が読める)でも、よくできたエピ
ソード。「水戸黄門」とか「必殺仕事人」のエピソードみたいに、型枠にはめて作った
お話。それで出来映えは悪くないけど、今期始まった新しいドラマが、もうこんなこな
れた作りに落ち着いちゃっていいのかなあっていう、不満込みの疑問も出るというもの
(他からは出てない?)。
 でも、今回は画にこだわりが感じられたので、そこを加味して少しプラスに傾いたか
なと。
 アレルギー疾患の権威で、賞も獲っている黒野が、セルティック病患者を原因不明と
して実質的に治療放棄状態……っていう表向きの事柄だけでも、充分に黒野の評価はが
た落ちになるんじゃないの?と思った。専門のくせしてセルティック病を見抜けなかっ
た、となる訳だから。しかも実際にやったことは殺人未遂そのもの? 厚生省の役人に
命じられたからってここまで汚れ役を引き受けるメリットがあるのか。
 ラストで問題の土地が結局、売られてしまう訳ですが、共同所有者の小泉を差し置い
てどうして売買契約が成立してしまうのかの説明が欲しかった。他の所有者が敵方に転
んだ理由も。

 ではでは。





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