#870/3570 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 19/03/19 20:17 ( 51)
視聴率はトレーる? 永山
★内容
茗荷と日本語で付けるくらいなら、外国語訳にしてお洒落な響きのあるものを選びそ
うな気もしますね。まあ英語を調べるとジャパニーズジンジャーとあったので、これは
店名にしづらいかな。(^^;
フジテレビ系で放送のドラマ「トレース」最終回三十分拡大を録画視聴。ネタバレ注
意です。
伏線に乏しく、ただただ意外性のためだけの展開。観終わってから、原作漫画もこん
な感じなのかと検索してみたところ、だいぶ異なっているようで。原作と異なる結末に
しようとして、無理にねじ曲げたのかとも想像しましたが、原作漫画はまだ終わってな
いみたい。(^_^;) それでも原作とドラマとでは相当違っている模様。
悪い意味で気になった箇所が多くあり、以下、まとまりを欠きますが挙げてみます
と。
犯人が仁美やその両親を被害者宅で殺害した時点で、義一はどこにいた? 不登校だ
けど引きこもっていた訳ではないみたいだから、単独で外出していたのか。だとして、
いつ戻るか分からない義一を殺人犯として首吊り自殺に見せ掛けるという計画は無茶だ
と思うし、いじめグループが電話で呼び付けるなんてことも二十五年前の設定では不自
然(携帯電話は高校生にはまだまだ普及していなかったはず)。
仁美が、兄をいじめているのが壇だとどうして分かったのか。仁美が察するくらいな
ら、周りも気付いただろろうに、事件が起きたあと、誰もそのことを言わなかったの
か。壇の父親が刑事部長で事件を隠蔽・改竄しても、“犯人”とされる人物のいじめに
壇が関与していたのが周りに知られていたとなると、人の口に戸は立てられない気がす
る。
壇の動機が無茶苦茶のは言わずもがなとして、その性癖?を周囲に知られることな
く、警察組織に入り、よく刑事部長まで出世できたなと。だからといって、取り巻きの
いる前で、科捜研の視察時にあんな奇行をやっていては、それまでの努力が水の泡にな
りそう。
二十五年の間、壇は早川らと連絡を取り合っていたのか、全くの音信不通だったの
か。早川の立場からすれば、壇から命じられてあれやこれやとやるのって、二十五年ぶ
りの悪夢だろうに、素直に従ったのか。二十五年前に比べて現代は情報発信が容易にな
ったんだし、命令を拒んで逆に壇を脅したり、社会的評価を落としたりする方法なんて
いくらでもありそうだが。
真野と壇を乗せた車の運転手は、一人で別邸に着いたあと、どこに隠れていたのか。
タクシーを呼ぶでもして帰ったのか。
最終回に来て、虎丸の刑事としての勘が冴え渡るのはまあいいとして、事件の決着
が、科学捜査とは全く関係ない部分で強引に幕引きされるっていうのは、物語としての
体裁が悪い。科学捜査の手出しできないと思しき完全犯罪を、それでも科学捜査の力で
突き崩すというのが本作の主眼ではないのか。
武蔵野一家殺人事件が起きたのは、二十五年前の何月何日? 何となく実際に起きた
世田谷の事件のイメージに引っ張られたのか、十二月と思い込んでいたけれども、ちょ
っと記憶が定かでない。仮に十二月だとして、ドラマでは被害者の一人が解剖で妊娠三
ヶ月と判明しており、今回、そのことから九月に関係を持った云々という台詞がありま
した。関係を持ったおおよその日を算出するのに、そんな単純計算(12−3=9)で
よかったんでしたっけ? 生きている胎児と遺体から見付かった胎児とでは、判定方法
が異なると読める記述もあるし。
千原ジュニアの演技が、本職に比べると何枚も落ちる。歩く姿一つ取っても、“普通
に歩く”という演技をしているのが丸分かりでは困る。分かり易さ第一では役者は務ま
らない見本に思えたです。
とりあえず、こんなところで。ラスト、続きを示唆するシーンがありましたが、もう
いらないなぁ。
ではでは。