AWC みょうがといえば物忘れ   永山


        
#868/3572 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  19/03/18  19:44  ( 31)
みょうがといえば物忘れ   永山
★内容
 WOWOWのドラマ「ダイイングアイ」初回無料放送を録画視聴。ネタバレ注意で
す。
 原作は東野圭吾の同名小説で、私は未読です。
 マネキン職人の岸中は、交通事故で妻の美菜絵を失った。
 一年半後、バー“茗荷”で雇われのバーテンを努める雨村は、ある夜遅くにやって来
た男に消火器で殴りかかられ、一時は意識不明の重体に陥る。手術で命を取り留めた雨
村が、警察から聞かされたのは、自分を襲った男は岸中と言い、事件を起こしたあと自
室で服毒して自殺したことを伝えられる。さらに、岸中は死んだ妻の復讐のために、あ
なた(雨村)を襲ったらしいと告げられた。そう言われてもぴんと来ず、岸中美菜絵と
いう自動車事故で死んだ女性の名前を出されても、何も思い出せなかった。刑事によれ
ば、裁判が行われて執行猶予判決が出たと記録されているという。
 退院後、事故の起きた現場を訪れてみると、うすぼんやりとではあるが、思い出した
シーンがあった。店の女性を乗用車でマンションまで送り届けたこと、その帰り、雨が
降る中、自転車を漕ぐ女性の後ろを走ったこと等々。だが肝心の、人をはねたという記
憶については、未だにはっきりしなかった。
 店に復帰した雨村は、喪服姿で来店した謎めいた女の視線に見据えられ、全身が強ば
るのを感じた。その後、店を閉めて帰ろうとする雨村を外で女が待ち構えており、いき
なり口づけするのであった。
 ――粗筋はこんな感じ。書いた通り、終盤手前まではまずまず理屈の通ったサスペン
ス物だなと感じていたのが、最後に来てよく分からなくなった。
 内容は現時点では、面白いかどうか、ボーダーライン上かな。よくある展開として
は、事故を起こしたときに運転していたのは雨村とは別の人物で、雨村はその身代わり
になったというパターンですが、それだけだと多分つまらない。次回以降の予告映像で
は、もう一台の車が事故に関与していたという旨の台詞が出て来たので、何らかの捻り
は用意されているものと期待しています。
 それにしても、どんな展開を見せようとも、バーの名前が「茗荷」というのは、やり
過ぎじゃないかしらん。下手すると、登場人物に対してのヒントにすらなっているので
はないかと。ついでに花言葉も調べてみたら、報われない努力ってなニュアンスがある
そうで、主人公に対して調べても無駄だよっていうメッセージでもあるのかな。

 ではでは。





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