AWC 同じミッキー(セキセイイインコ) $フィン


        
#753/3052 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (XVB     )  19/01/20  01:55  (147)
同じミッキー(セキセイイインコ) $フィン
★内容
某所で姪っ子の原稿を勝手に転送しますので見てね。


題名「僕の夢」2014年姪っ子当時14歳

僕はインコです。ミッキーといいます。ここの家には1か月前にきたけれど、まだ家の
構図もわからないし、羽も切られていてあまり飛ぶことができない。そうです、なぜ羽
を切られたかというと、ここの家に来る一か月前僕は恐怖と絶望に追われた。必死に逃
げた。

でもあいつはつかまえて僕の羽をバッサリ切ってしまった。それで少しずつ飛べるよう
になっていた羽はあいつによってなくされてしまったのだ。普段は人間にやさしくして
いるあいつは、夜になるとどなりはじめる「なんで今日も売れないんだ!」「このダメ
インコめ!いやクソインコだ!クソインコ!」の二言が特に耳に残っている。

でも、ある日転機が起きたんだ。ある女の子とそのお母さんらしき人がインコを買う予
定できたみたいだが、僕ともう一匹の友達の零ちゃんは成長してるからやめておこう
か、という声がたくさん出てきた。ぼくらはあきらめかけていた。そのとき、女の子が
言ったんだ。「見せてくれます?」って、あいつはいつものようにニコニコして最初に
零ちゃんを渡した。でも零ちゃんは根っからの人間不信だったのでその女の子の手を噛
んでしまった。

でもあいつは言うんだ。「この子人間が嫌いなんです」違う!違う!零ちゃんはお前の
せいで人間不信になったんだ!違う!何度も叫んだけれどあいつには届かない。そして
僕が渡された。僕は外に少しでも出る希望で胸が張り裂けそうになった。女の子はこち
らを見てニコッと笑ってくれた。僕は何度も女の子の指にのった。そうすると女の子は
言った。

「この子にします」と。嬉しさで胸が張り裂けそうになった。あいつの夜の暴言に耐え
ることもなくなるって。零ちゃんは言ったんだ「おめでとう」と。零ちゃんは涙ながら
に言った。私はもうあいつにころされるかもしれないけどねの一言を残して・・。

そして今に至る。零ちゃんは、もうこの世にいないだろう。でもきっと笑って僕を見て
くれているんだろう。そう思う。今は女の子とお母さんと飛々兄さんと温かい家族に恵
まれている。飛々兄さんは2つ上のインコの兄さんです。でも今まで僕僕って言ってき
たけれどホントは性別は迷い中なんだ。今は小さな狭い場所に入るのが大好き。レタス
を食べるのも大好き。飛々兄さんに追い掛け回されるのも名前を呼ばれるのも小さな幸
せだ。

今の目標は早く飛べるようになること。飛べるようになったら・・生まれ変わった零ち
ゃんに会うことです。僕自身の羽で零ちゃんにいつか会いにいくよ。



そしてこれが姪っ子続編2ヶ月後の作品

題名「知っている」

 僕は知っている。君がずっと苦しんでいることを、ずっと見てそばにいて、でもどう
して君に声をかけられないんだろう。君が部屋で泣いてるときどうして「大丈夫だよ」
「気にするな」って何度も言ってるのに君には聞こえないんだ。それどころか君は「う
るさい」と八つ当たりのように僕に言う。僕はインコのミッキーです。毎日気ままに過
ごしていて、初めての毛抜けもまだだよ。でもピピ兄さんはただ今毛抜け中汚いと飼い
主さんは言うけれど、逆に兄さんが僕には羨ましい。てなわけで、飼い主さんが寝ると
きに兄さんと二匹で同じ籠に入って一緒に寝てたんだけど、ちらかるからって飼い主さ
んはこの頃兄ちゃんを連れて行かなくなった。でもいずれはその逆もあるんだよ、僕が
毛抜けになって兄さんが連れて行かれるという状況。(あ、拉致とかそんなんじゃない
よ)
 兄さんは甘え上手で飼い主さんのそばにずっといて飼い主さんは悩みを兄さんにだけ
話す。
 兄さんは頭がいいからそれに対して意見を返す。そして飼い主さんは次第に笑顔にな
り、兄さんともっとずっと仲良くなっていく。僕のほうが最近は長く一緒にいるのにな
んで・・・
  と疑問に思う。僕は悪口言う人は「国家の米くい虫」だと思います。
	

偶然にも同じミッキーと言う名前のセキセイインコの話題もちょっとエッセー風に私が
書いています。(未推敲文章)ミッキーのその後だね。

題名「馬鹿インコの話」2018年7月31日

じゃあ今までの自分の話と違って読んでいる人にも比較的安全で今家に飼っている馬鹿
インコの話。
姪っ子と一緒に行ってペットショップからセキセイインコの雛を買ってきた。
姪っ子はセキセイインコの雛が小さいうちから好きだったがあまりに可愛がりすぎて、
どのセキセイインコも長生きしなかった。姪っ子はまだ小さかったし飼い方が不器用だ
ったのだろう。
私と行ったペットショップには2羽雛インコがいて、姪っ子は今飼っているインコとは別
のインコを最初選んだのだがそれなりに成熟しているのに羽が生えていなくて、店員が
言うにはこのインコは先天的に遺伝子の欠陥がありますよ。買うのをやめときなさいと
忠告した。姪っ子はそれを聞いてこの雛インコは売り物にならず欠陥商品と殺処分され
るかもしれないと思ったのだろう。最後には別の方の雛インコを買った。
後日姪っ子は殺処分されたかもしれない雛インコと自分が買ってきたミッキーとなづけ
たインコの短い物語を書いた姪っ子がはじめて書いた原稿はアニソラに初投稿した。そ
の物語はまだ未熟なものだったが、殺処分されたかもしれないインコと姪っ子の家に買
われてきたインコ同士の会話による少し可哀想な話だったが若い感性が好感を呼び普段
ほとんどこない読者のファンレターまできて、私の口利きもあって1000円分の金券がき
た。姪っ子の初原稿であり作家としての初収入だった。姪っ子は予想外の金券が届きた
いそう喜んた。さて姪っ子の家にやってきたミッキーというインコだが雛のうちは人間
によく慣れたとても可愛いセキセイインコだったし、大きくなっても人間によく慣れた
のだが、大人になり発情し尻尾を振りだしたことから男の子であることがわかった。お
嫁さん候補に黄色の赤目の雛(黄色の赤目は遺伝子的に雌で多いことが知られていた)
をペットショップから買ってきた。ところが雌だろうと信じていた黄色の赤目のインコ
も運の悪いことに男の子で二羽で発情し交尾の予行練習のつもりか二羽のオスインコは
雌を欲しがり尻尾を振って欲情した。
黄色の赤目のインコも人間に慣れた手乗りでおとなしいインコだったが、ミッキーはや
んちゃなインコだった。そしてある日ミッキーは姪っ子のマンションから私の家にやっ
てきた。ミッキーはひらたく言うと捨てられたのだ。
こっちの家に飼われだして捨てられた理由はすぐわかった。男の子として発情するだけ
ならいいが餌をあげるべき雌インコもいないのにかごの中にゲロを出すのだ。1日だけな
ら我慢することができる。だが毎日するのだ。しかも雌インコももらってももういらな
いというほど大量にゲロを出す。大量に餌を食べゲロを出すからペットショップで買っ
ておいた餌もすぐなくなる。そして更に悪いことにときどき出したゲロを自分でもう一
度食べるのだ。インコの胃の中には目には見えない細菌がたくさんある。鳥用の餌袋な
ら新鮮で衛生的に食べれる。ところが一度胃の中に入ったゲロは目には見えない大量の
細菌だらけだ。その結果ミッキーという名前をやめて馬鹿インコと名付けられた。馬鹿
インコと言っても可愛い我が家のペットにはかわりない。一度出したゲロは不衛生だ。
食べたら食中毒になるかもしれない。馬鹿インコを病気にさせないように毎日かごの下
に敷いている鳥のうんこのついた紙とゲロを取りかえないといけない。スーパーマーケ
ットに無料でもらえる生ものをしまいこむビニールを大量にもらいビニールにうんこの
紙とゲロを入れる。
馬鹿インコの悪業はゲロだけではなかった。馬鹿インコをかごの外に遊ばせていたら喜
んで普通に遊んで何もしないのに、馬鹿インコをかごの中に入れたまま掃除をすると自
分のテントリーを守ろうとして手の平を噛みついてくる。それがとても痛い。噛まれた
ら半日その場所が腫れている。手の平を噛まれたら痛いからかごの外に追い出す。それ
でうんこの紙とゲロを拾い集めて掃除をしているとそれを見た馬鹿インコがいないはず
の雌に与えた餌だと言って抗議の鳴き声を出して怒りだす。かごの外でも発情してげろ
を出す。普通のところだとまだましだ。携帯の上にめすを感じるのか携帯の上にかなり
大量にゲロを出す。携帯は精密機械だ。精密機械の上にゲロを出され続けるといずれ壊
れる。それは大変困る。最初のうちはゲロが大量に携帯の上に山となっているのに困っ
ていたが、今ではゲロを出すのを家族みんなが知っているので馬鹿インコがかごの外に
出る夜は見えないところに隠している。そして餌をやり、新鮮な水をかえ、外に遊んで
いるのが好きでかごの中になかなか入らない馬鹿インコに携帯を見せてやり携帯をめす
とかん違いした馬鹿インコをだましかごの中に入れ馬鹿インコの一日がおわる。
馬鹿インコの世話を毎日するのは大変だが人間によく慣れた愛きょうのあるセキセイイ
ンコで一家のアイドルだ。毎日世話しながら長生きしてほしいと願っている。 


その日の翌日の私の書き込みです。

今日起きたら馬鹿インコがさかんに鳴いていた。いつもの女の子を恋しがって発情して
いるようにも見えない。妹旦那と妹が島根に行っている間姪っ子とおすの黄色のインコ
をあずかっていた。妹がこっちに帰ってきて姪っ子と黄色のインコが自分たちのマンシ
ョンに帰って行った。その結果馬鹿インコは一羽になった。インコの心はわからない
が、インコでもオス同士でも二羽で一緒にいる間はそれなりに楽しかったのだろうと思
う。それが黄色のインコがいなくなって一羽だけになり寂しくなって寂しくなって鳴い
ているだと思った。一羽で寂しがっている分、私の時間があれば馬鹿インコをかごから
外に出して相手して一緒に遊んであげて可愛がってあげようと思う。


いつもの私と文体まったく違うけど、まあいいか。


ちなみにカクヨミの博物館三部作は選外なるのじゃないかなぁ。Web短編賞には10000
文字以内という縛りがあって全部で13000文字強の作品だからねえ。まあ3部作一緒に入
れるのは私のこだわりがあるから、カクヨミ側のケツの穴しだいってところかぁ・・
・。





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