#634/3022 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 18/10/24 22:45 ( 27)
根っこは一つ 永山
★内容
ネットのとある書き込みに、「文法的に言葉遣いがおかしい」というのを見付け、何
となく違和感があって気になったです。
ちょっと考えてみるに、言葉遣いがおかしくても文法的に正しい文はあるよね。とい
うか、文法と言葉遣いとの間にはさほど緊密なつながりはないような。
「私には気品があります」
これは、言葉遣いとしてはどうかと思う(自分で自分を気品があると評価する点)け
れども、文法的には間違っていないはず。
でもまあ、敬語表現に誤りがある場合は、文法にも言葉遣いにも関係していると言え
る場合が多そうですが、たとえば、
「僕のお父さんは年齢よりも若く見られることが多いです」
これなら、特に公で口にするとしたら、言葉遣いは少しまずい(お父さん→父)でし
ょうが、文法の面では正しいはず。
今さらですがニュースサイトを見ていると、同じ事柄を報じているのに、人物のコメ
ントが異なっていることが多々あります。以前にも書きましたが、高校野球予選の応援
に行った英語の先生が球場で新聞記者にコメントを求められて応じたところ、後日、当
の新聞を見ると掲載されてはいたものの、話したのと全く違うコメントに変えられてい
たとのこと。
最近見付けたものでは、あるコンテストの優勝者がコメントが、四つの記事で見事に
ばらばら。些細な点で違っているだけで大意が同じであればまだよいのですが、今回は
ひどく、四つの記事で三つのニュアンスに受け取れるという有様。一つはライターの書
き間違いかと思える文章でしたけど。
どれが本当のコメントだったのか推測のしようもなく、ニュースやワイドショーでそ
のコメント(に該当するであろう)映像が流れることもなし。何のための報道なのや
ら。
ではでは。