AWC 棚卸し用の感想には残ってるかもだけど   永山


        
#271/3619 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  17/11/16  20:29  ( 24)
棚卸し用の感想には残ってるかもだけど   永山
★内容
 東野圭吾作品にはだいぶご無沙汰しています。面白いけど、ミステリではあっても感
動系に軸足を置く傾向が顕著になって以降は、後回しでもいいかな的な位置づけになっ
てしまって。『ナミヤ雑貨店の奇蹟』も、その粗筋からSF設定の感動系らしく思えた
ので、敬遠していましたが、今になって感想サイトに目を通すと、ミステリとしての趣
向も多少はあるとのコメントがちらほら。後回しにした中での順位がちょっとだけ上が
ったです。

 日本テレビ系で放送のドラマ「今からあなたを脅迫します」第四話を録画視聴。ネタ
バレ注意です。
 ヒロイン澪の両親の死に関するエピソードで、長く引っ張るのかと思いきや、この一
話で完結。周辺の人間関係をより明確にした上で、次の展開――澪の祖父・轟を、国会
議員の新戸部が脅す――に持って行く模様。味方だと思っていたのが実は敵でしたとい
う種明かしが、序盤の段階で二つ続いているのは意外に感じる反面、このあともっと盛
り上げる仕掛けを用意しているはず、と期待のハードルを高くしてしまう(笑)。
 今回の話で変に感じたのは、添島を殺そうとする國枝が、何で最初の襲撃のときに負
傷で済ませて逃げたのかってこと。逮捕されてもやむなしという体で犯行に臨んでいる
のに、最初の襲撃で「次は絶対に殺す」みたいな捨て台詞を残して立ち去っている。國
枝は、添島が裏社会の“掃除屋”に依頼可能な立場であることを知っており、さっさと
殺さないと、逆に始末されかねないことぐらい想像が付くだろうに。
 輪を掛けておかしいのは、添島の方が襲われたあとも割と無防備でいること。國枝の
顔を目撃した上、名前まで判明しているのだから、いくらでも対処のしようはあるの
に。

 ではでは。





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