AWC 二百五十九万二千秒に一人の逸材   永山


        
#151/3596 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  17/07/25  21:32  ( 24)
二百五十九万二千秒に一人の逸材   永山
★内容
 「奇跡の大逆転」とか「奇跡的回復」、「奇跡の十連覇」に「奇跡の生還」といった
フレーズにおける“奇跡”と、「奇跡の一枚」の“奇跡”とでは、ニュアンスが相当異
なることに、恥ずかしながら今頃気付いたです。安い奇跡が近年増えた気がして、その
影響で勘違いしてた。
 後者は「たまたま」の意味合いが凄く強い。前者は細かく分析すれば偶然・たまたま
の要素がゼロではないかもしれないけれど、いずれも「凄いことをやってのけた」とい
うのがベースにある。
 「奇跡の一枚」を「凄いことをやってのけた」に近付けるとしたら……普段はどう見
ても美男美女でない人物を美男美女に見えるよう撮影した=凄いこと、とか? うー
む、これではカメラマンの腕前が奇跡ってことになってしまうか。

 フジテレビ系で放送のドラマ「警視庁いきもの係」第三話を録画視聴。ネタバレ注意
です。
 今回のペットは蛇。俳優、特に女優陣が平気な様子で蛇を手にのせ、触っている。演
技なのか、元から平気なのか、あるいは室温を下げて蛇の動きを鈍くしたのかとまで考
えてしまいました。
 事件の方は、動物が絡むタイプのミステリとして非常にオーソドックスなロジックを
土台に、蛇ならではのネタを放り込んで、うまく消化していたと思います。そのままだ
とシンプルに過ぎて恐らく分かり易くなったであろうところを、犯人が取った妙な行動
の理由は?という謎を出すことで、やや複雑にさせており、よかった。一方で、途中、
被害者の死を殺人と断定するくだりがあったため、視聴者が混乱するのと同時に、しば
し謎の魅力が薄れてしまった。構成上、仕方がないことなのかしらん。

 ではでは。





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