AWC 日明と彰と晶と   永山


        
#139/3593 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  17/07/12  20:27  ( 32)
日明と彰と晶と   永山
★内容
 WOWOWのドラマ「アキラとあきら」初回無料放送を録画視聴。ネタバレ注意で
す。
 『下町ロケット』などで知られる池井戸潤の原点とも呼べる小説が原作、だそうで
す。
 一九八六年春、メガバンクの産業中央銀行では新人研修が行われていた。チームを組
んでの勝ち抜き方式で、ファイナルに残った2チームに課されたのは、銀行側と企業側
とに別れての実践形式の融資戦略。企業側になった階堂彬は、ある禁じ手すれすれの秘
策を繰り出して融資を引き出そうとするが、銀行側になった山崎瑛は策を見事に見破
り、融資しないと決断する。新人研修ではかつてない名勝負と呼ばれたやり取りを演じ
た二人の“あきら”。彼ら実は十一年前の小学生時代、不思議な縁により一瞬の遭遇を
果たしていたのだった――初回の粗筋はこんな具合。
 作り話ならではの偶然は多用されていますが、許容範囲に収まっていると思います。
物語は作者得意の経済経営が主題で、まあ外れはないでしょう。主人公二人の生い立ち
がうまく紹介され、現在(と言っても一九八五年)の状況も分かりやすく提示されてい
る。滑り出しは上々と言ったところ。
 WOWOWオリジナルドラマ(ドラマW)最長になるという全九話も、飽きさせない
ポテンシャルがありそう。
 ……ん? ドラマW最長は「沈まぬ太陽」の全二十回ではないのかしらん?

 TBS系で放送のドラマ「ごめん、愛してる」初回拡大版を録画視聴。
 好みの範疇を外れたジャンルですが、父が、TOKIO長瀬の演技を買っているし、
私も嫌いじゃないので、第一話だけ観てみることに。
 元々は韓国のヒットドラマで、本ドラマはそのリメイクらしい。検索して当たってみ
ると、オリジナルでは韓国とオーストラリアの間で起きる出来事を、本ドラマでは(韓
国と日本ではなく)日本と韓国に置き換えており、そのせいなのか無理が生じているよ
うな。リメイクなら素直に、日本とオーストラリアってことにすれば済むと思うんだけ
ど。
 偶然の多用も気になるレベルで、もう少し抑えてほしい。あるいは、つっこみ待ちの
スタンスなのかしらん?


 ではでは。





前のメッセージ 次のメッセージ 
「◇フレッシュボイス2」一覧 永山の作品
修正・削除する コメントを書く 


オプション検索 利用者登録 アドレス・ハンドル変更
TOP PAGE