#134/3592 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 17/07/06 20:16 ( 29)
活用されない局の顔 永山
★内容
テレビ局のホームページって、以前は、番組の急な変更があったときでも、すぐに対
応してその旨を掲載していた気がするのだけれど、この頃はさっぱり対応してくれない
気がする。ツイッターが代わりを果たしているのかと言ったら、そうでもないし。
そりゃあ、テレビのEPG番組表を見れば変更は把握できるけれども、放送延期にな
った番組がどの枠に移動するのか、放送中止になるのかまでは分からない訳で。
スカパー!開放を利して、ホームドラマチャンネル放送の松本清張ドラマ「顔」を録
画視聴。ネタバレ注意です。
何度も映像化されている「顔」。今回の分は、調べてみたところ、1978年版の2
(テレビ朝日)とのこと。何と、1978年だけで二度もテレビドラマ化されているん
ですね。異例のことではないでしょうか。
今回のスカパー!開放で観た三作品の中では、一番よかった。よいと言うよりも、ま
しだったというレベルですが。
三作品はほぼ同じ時期に作られたと見なしていいと思いますが、いずれもスリラータ
ッチを基調としながら、コミカルな演技をする俳優を一人は入れていたのが気になりま
した。当時、ドラマにはコメディリリーフを入れなければならない、なんていう定めが
あったのではないかと勘繰りたくなるくらい、不釣り合いなことをやってます。スリ
ラーとコメディはうまく混じることもあるけれど、今回観た三作はいずれも失敗と断定
していいと思う。
この「顔」でのコメディ担当は、財津一郎。悪役なんですが、動きがいちいち大げさ
でコミカル。台詞に「非常に」が入っていると、例のあれっぽく聞こえる。「なぜにど
うして」という台詞も二回出て来て、妙なアクセントが笑いを誘う。が、それ以上に違
和感が大きかったです。
ストーリーは、今まで観てきた「顔」とはまた違う展開で、元の話を知っているせい
でかえって予測が付かないという意味では楽しめたかな。実際のところ、オーソドック
スで非常に分かり易いんですけどね。視聴後に振り返ってみると、暗示とか人物配置は
基本に忠実な感じです。
ではでは。