AWC BookS!(おまけ2)         悠木 歩


        
#551/1159 ●連載
★タイトル (RAD     )  07/07/23  20:05  (124)
BookS!(おまけ2)         悠木 歩
★内容

紫「やっほー、紫音だよ!」
明「やっと本編にも登場した明日香です」
雛「ハアイ、雛子です」
明「あら、雛子さんって?」
紫「ぬおっ! 敵襲だあっ!」
雛「うっさいよ、アンタ。別にここじゃ暴れたりしないわよ。ほら、本も持っ
  てないし」
紫「ホントに?」
雛「ホントよ」
明「さそり男さん、呼んだりしない?」
雛「しないよっ!」
明「じゃあ仲間に入れてあげましょうよ、紫音さん」
紫「ぬぬっ、明日香がそう言うなら」
雛「はい、決まり。で、今回は何をするのさ」
紫「……………物語も進んで来て、登場人物も多くなって来たんで、ちょっと
  ここで整理してみましょうか」
明「はあい、じゃ以下のように」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
迫水黎  主人公・緑風高校二年生、剣道部に在籍。
神崎雛子 グラウドのリーダー。
久遠紫音 ●●●●のリーダー、歌手の卵。高校一年生。
神蔵明日香 黎の幼馴染みの少女。高校一年生。
椚宗太郎 黎の同級生、剣道部主将。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
竹村雅之 紫音の義理の兄。
竹村幸代 紫音の義理の姉。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
磯部慶太 鳴瀬大学の准教授。
空知小桃 磯部の助手。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
木崎龍一 ヤクザ者。
真嶋健吾 ●●●●●●●●●重役。
●●●●●●●●●の社長。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
BookS
グラウド 粉砕者、赤銅色の鎧を纏う。別名スコーピオン。武器は如意棒みた
     いなもの。
●●●● 銀髪の騎士。何故か日本刀を使う。
リルルカ 白い肌の少女。
ミルルカ 褐色の肌の少女。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

明「作者のメモから抜粋です。一応、本編で出ていない名前は伏字にしてます」
紫「はい、これを見て気づくことは?」
雛「簡単よ。いまの所、大雑把に三つのグループが存在しているわ」
紫「ほう、その三つとは」
明「(手を挙げながら)はいはい、明日香、分かりました」
紫「はい、では明日香ちゃん」
明「えっと、一つは真嶋さんたちの組織。何かの会社みたいですね。それから
  雛子さんの組織。なんか『あの人』って言うのが黒幕じゃないでしょうか?」
紫「で、その『あの人』って何者よ」
雛「バカね、アンタ。ここで言うはずないでしょう」
紫「バ、バカと何よ。ナンなら、力ずくで吐かせてもいいのよ(と、本を取り
  出す)」
雛「あらあら、いいわよ。やってみる?(と、こちらも本を取り出す)」
紫「フン、やっぱり隠し持っていたわね」
雛「そりゃアンタみたいな凶暴女を相手にするんですもの。保険よ、保険」
紫「くくくっ………煌く風は………」
雛「フン………その者、全てを無へ………」
明「あーん、二人とも、止めてください!」
紫「はっ! 私としたことが、阿婆擦れ相手に、何むきになっていたのかしら」
雛「まあ、乳臭いガキ相手に、本気になっても仕方ないわね」
紫・雛「ふーんだ」
明「ほ、本題に戻りましょうよ。それで、もう一つのグループと言うか」
紫「私や黎、組織に属していない者たちね」
雛「磯部ってヤツはどうなってるのかしら? なんか真嶋たちに取り込まれた
  みたいだけど」
紫「さあねぇ………まあ、真嶋グループにして見れば必死でしょう。けど、連
  中、ずいぶんと見当外れなことをしているわね」
雛「まったくだわ」
明「あーっ、何ですか。今度は二人だけで通じる話ですかぁ?」
紫・雛「ふふっ、ねぇ」
明「もう………あの、あと竹村さんたちは?」
紫「ああ、どうでもいいわ、その二人は。私としては、義兄さん義姉さんには
  二度と登場して欲しくない」
明「………さそり男さんが言っていたけど、迫水先輩の本にはまだ何かあるみ
  たいですね」
雛「アイツが言うには、坊やの本はかなり特殊なものみたいだよ」
紫「真嶋グループが所持する二冊も、呼び出しに成功されると厄介だわ。それ
  に雛子のところも、他に本は存在するのかしら?」
雛「歳上を呼び捨てするんじゃない。ノーコメント、いまは何も言えないわ」
紫「ちっ、喰えないやつ」
明「とにかく、真嶋さんたちの持つ二冊の本が気になりますね。雛子さんたち
  の組織も、別に本を持っているかも知れないし」
紫「うわあ、考えてみるとまだ物語、全然進んでないってことよね? 大丈夫
  なのかしら」
雛「どうだろう。ウチらの作者には、過去に連載を失敗した前科があるからねぇ」
明「やだ、不吉なこと、言わないで下さいよぉ。私、やっと本編に登場したば
  かりなのにぃ」
紫「まあ前回も言ったけど、それは祈るしかないわね。で、話を戻すけど、現
  在のところサシの勝負では、若干私が有利かもね」
雛「あら、なんでよ」
紫「だって、この『おまけ』ではともかくよ。本編では雛子たちにも、真嶋グ
  ループにも存在を知られていないもの」
雛「………そうね、逃げ回るには有利かもね」
紫「何よ!」
雛「何さ!」
紫「やる気?」
雛「やってもいいわよ?」
明「私、もう止めませんよ?」
紫「ああん、ごめ〜ん、明日香ぁ」
雛「わ、悪かったよ」
明「だけど、知られていないってことなら、迫水先輩だって有利じゃないです
  か? 真嶋さんたちは先輩のこと、まだ知らないみたいですし。雛子さん
  だって、迫水先輩が何者なのか、知らないでしょ?」
雛「ああ、でも顔は割れてるのよ。例えばウチらも組織だとすれば、探し出す
  のに、そんな時間は掛からないはずだよ」
明「あ、そうか」
雛「ま、これからこの三つ巴がどう展開するのか? って、とこだわね」
紫「まだ三つ巴とは言えないかもよ」
雛「ナンでさ?」
紫「だって私と黎は、まだお互いを知らないし。知ってからも、手を組むなん
  て決まってはいないもの」
明「いえ、手を組むと思いますよ。だって、普通、それが物語のセオリーじゃ
  ないですか」
紫「だから、そういうことを言うんじゃありません、って」
明「はーい、ごめんなさい」
紫「よし、じゃ、今回はここまで。お贈りしたのは………」
明「神蔵明日香と」
紫「私、久遠紫音のダブルヒロインズ(妥協した)と+1でした」
雛「+1って、アタシかよ!」
                             ■おしまい■





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