#493/1159 ●連載
★タイトル (CKG ) 06/07/29 11:05 ( 39)
@コラム533 再チャレンジ可能な社会ではなく ヨウジ
★内容
自民党総裁選の一番候補とされる安倍官房長官は
小泉構造改革の結果生じた格差に対する対策として
格差を固定化させないよう再チャレンジ可能な社会にすると言っているが、
私が問題にしている格差とは
そのような一握りの指導的立場にある人々の間の格差ではなく、
大多数の一般国民の間に拡がっている格差のことである。
時給や契約社員としてしか採用されない人々のことである。
これらの人々は所得が低い上に将来に雇用不安が待ち受けており、
少子化社会の原因にもなっており、
老後の年金問題にも絡んで来る。
これは制度が企業や株主の利益優先の発想で作られているからであり、
労働者の権利と待遇が保証されない限り、
このようなフリーターと呼ばれる恵まれない人々の数は減らず、
拡大した格差は解消されない。
再チャレンジ可能な社会と言うと耳当たりは良いが、
例えフリーターをやっている人々の中から
経営者にまで登り詰める人が出てきたとしても
制度を変えない限りフリーターの数は減らず
格差はなくならない。
少子化問題や年金問題も含め
国民が主人公の政治を行なうには
効率一辺倒の発想でなく、
人間(労働者)優先の発想が必要だということだ。
ヨウジ
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P.S.一部の金持ちが再チャレンジできてもフリーターをなくさなければ
格差は解消されない。それには労働者の権利を保証する制度を作る
以外にない。ここから自ずと格差が少ない安定した社会が作られる。
環境が悪化した物質文明より
質素だが良好な環境が保たれる精神文明への進化。