#475/1159 ●連載
★タイトル (CKG ) 06/03/02 11:33 ( 87)
@コラム530 小泉メルマガ「格差社会?」に反論 ヨウジ
★内容
>小泉内閣メールマガジン 第224号 ========================== 2006/03/02
>[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
>● 格差社会?
に反論したい。
題名に「?」が付いていることから、小泉首相は改革により格差が拡大したこ
と自体やマイナスの影響が出ていることを認めていない。国会答弁でも同様のこ
とを言っていたので間違いない。
> 最近、「改革には光と影がある。構造改革を進めた結果、社会の格差がひ
>ろがった。」という声をよく耳にします。
>
> どの国にも、どの時代にも、ある程度格差はあると思います。そういう中
>で、どのようにして活力ある国にしていくのか。一人ひとり持てる能力はそ
>れぞれ違うわけですから、その力をどうやって活かしていくのか。
ある程度格差があることは当たり前のことであり、格差がまったくない平等な社
会など求めるはずもない。不景気で企業間格差が拡大したことは仕方がないにし
ても、一時雇用や時給労働者の割合が急増し、所得格差が拡大したことが問題な
のだ。年収200万円未満の世帯が20%にもなっているという。これは現代の
身分制度であり、時給労働者は奴隷階級のようなものだ。
> 私は、一人ひとりの違い、多様性というものを認めながら、それぞれの能
>力を高めていく努力をうながし、創意工夫を発揮できるような社会、努力が
>報われる社会を作っていくことが望ましいと考えます。
耳当たりの良い言葉を並べても、政府が有効な政策を実行しない限り状況は改善
しない。時給労働者はどこまで頑張っても時給労働者のままであり、単純労働を
いくら行なっても能力は高まらないし、創意工夫する余地もない。仕事に生きが
いを持てないから、残るは如何に楽して稼ぐかを考えるだけになる。いくら努力
してもボーナス一つ出ず、月々の生活で精一杯になる。夢も希望も持てず、年を
取る将来はより暗い。
> 基本的には、企業も国も地域も個人も、自らを奮いたたせて、自分のこと
>は自分でやるんだという「自らを助ける精神」と、他人に迷惑をかけないよ
>う「自らを律する精神」、この「自助と自律」の精神をもって行動すること
>が、どのような時代にあっても大切なことではないでしょうか。
>
> 同時に、どうしても自分の力だけではやっていけない人々に対して、どう
>やってお互いが助け合うのか、あるいは公の機関なり国が支援の手を差し伸
>べるのか、これが大事です。
まず、身分制度を廃止し、機会の平等を確保することが先だ。そうすれば格差は
緩和される。
> 改革を進めようとすると、現状に満足している人、あるいは現状に慣れて
>しまっている人は、「現状維持がいい」と言いますが、どのようにして多く
>の人が活力を発揮でき、自ら持つ潜在力を顕在化できるチャンスをたくさん
>提供する社会にしていくのか、そのための改革を進めてきました。
>
> 挫折した人も、一度や二度の失敗にくじけず、「失敗は成功のもと」と考
>え、また挑戦できるような社会にしていくための改革が必要だと思います。
チャンスを増やすには経済成長し続ける以外にない。しかし、熾烈な競争と投機
的取引が横行する市場経済には、不安定さと混乱が付きものであり、そのような
理想は永久に実現しない。それから地球は有限であり、環境の観点からこれ以上
の経済拡大を許容できない。むしろ経済は縮小させる必要がある。2月25日で
世界人口は65億人を突破したという。7年後には70億人になるという。地球
規模の環境破壊が進行し、古い「魔法の杖」理論は通用しなくなった。
できるだけ多くの国民の幸せを考えるなら、まず、身分制度をなくし、機会の平
等を確保することが先だ。そうすれば時給労働者の割合が減り、正規社員の割合
が増え、多くの国民が安心して暮らせるようになる。経済の効率や平均所得は下
がるが、安定と秩序が確保され、国民は幸せになれる。
ヨウジ
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P.S.日本は世界にそういう理論を発信すべきだ。
我々の生存基盤である地球環境を守るためにも。
結婚しない人が増え、出生率が低下し、
少子高齢化が進行している。
時給労働者は結婚できず、
結婚しても貧しく子供を作れない。
子供ができても経済的にも時間的にも
教育しくけをする余裕がない。
それで近年の危機的状況ができ上がった。