AWC ある晩夏(2)


        
#56/1165 ●連載
★タイトル (kat     )  02/08/28  01:16  ( 25)
ある晩夏(2)
★内容
白石征演劇とは何か、それをAWCに投稿したのが
2000年4月。その予測どおりに、その年の12月公演を区切りに
劇団は解体し、多くが去って行った。

「庭は夏の日ざかりの日を浴びてしんとしている」豊穣の海、最終行。
自分がこの言葉を読んだのは石森章太郎の漫画「時間の旅人」だった。
おそらく手塚プロが発行していた「COM」に掲載されたのだろうか?

三島が自決した後、町の書店には「豊穣の海」が積まれていた。
しかし、買わなかった。
自分は1970年すでに左翼の過激派に属していた政治少年だったから。

眠ってしまった。夕方5時まで。昨日の日本舞踊の稽古がこたえたのである。
自分はすでに白髪の49歳。
追加台本をセブンイレブンでコピ−して、稽古場である公民館にいく。

なぜか出演者がロビ−にいた。
稽古場を間違って、植字してしまったのである。
何とか、管理する老人に頼み込んで、別の部屋を使用させてもらった。

制作をやる自分はひとつの体制だった。
体制がミスをすると、正義はわれにありと抗議する裏の構造がみえるかのようだった。
演劇とは陰謀であり政治。ゆえに晩夏は三島由紀夫を読んでいてよかったと思う。







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