#81/569 ●短編
★タイトル (yiu ) 03/04/10 22:07 ( 64)
狂気の勇者達。第一章「ミドガルドの森」 滝ノ宇治 雷華
★内容 03/04/12 07:39 修正 第4版
第一章
それから、五ヶ月後。
カミュエルがミドガルド自衛団に入団してから、五ヶ月後。
ある男児と、奴隷が会話してから、五ヶ月後。
王都の広場には、ある看板が貼りだされていた。『我々、4魔女は、この階級政府に
反乱を起こす。義勇兵を募集する。』もちろん、この看板が貼り出されたことは全土に
広がった,なぜならば、堂々と王都で、反乱を宣言したのだから。
王族管轄の火薬職人「サジジ」は弟子にこう言う。
「新しい時代の波がそろそろやってくる。私は、反乱軍に参加する。文句あるか!?」
こうして、反乱は、新しい時代の波は始った。
アンデラス
サジジ
フォルテ
ランタ
ソジャ・ルータ
ガージ
ルナータ
彼らが、集まった義勇兵。いや、武将といった方が早いだろう。アンデラスは、放浪し
ている、たった一人『銃』という武器を持っている、剣豪だ。サジジは火薬職人だ。フ
ォルテは、やや高貴な空気を醸し出すムードメーカーだ。ランタは元農民出身の力持
ち。ソジャ・ルータは貴族出身の笑顔が素敵な青少年だ。ガージは奴隷なら、誰もが怖
がる、グラディエーターズバトルのチャンピオン。弱冠、14歳だ。ルナータは、頼り
甲斐がありそうな若い世代の『トンファー』という変わった武器を使う。どれも、彼ら
は心強い。
まず、彼らが領地を手に入れる為に向かった先は、カミュエルの待つ「ウッドミドガ
ルド」である古城の周りの森を手に入れ,一騎に古城を手に入れるという作戦だ。反乱
軍は、森入り口付近にテントを建てた。明日から、この数年前から『血のミドガルド』
といわれ、農民から恐れられている森を探索するのだ。迂闊に森内部にテントを建てて
はならない。4魔女テントに武将達が召集された。明日のための軍議だ。まず、乾杯が
交される。勝利を誓うためだ。
「我々の勝利を誓い、乾杯!!」
と4魔女のなかでも熱血漢で、仲間思いの赤の魔女がいう。
「さて、明日のミドガルド森林攻略だが、何しろ森が広い為,集団で移動することにす
る。」
赤の魔女は淡々と話す。
「待ってください。集団では、征圧には時間がかかると思います。」
貴族出身のソジャ・ルータは慌てるように言った。
「ルータ殿、あなたの気持ちは分かります。しかし、この森ははあの『小さな殺戮者』
と呼ばれた,モウユウが潜んでいるのですぞ。」
赤の魔女は、答えを控えていたのように答える。
出発が開始された。反乱軍は、テントを建てつつ,大蛇のような一列になり先を急
ぐ。そんな時だ。美しい音色が聞こえたのは兵士たちはその音色の虜になったようだ。
木と木の間に、人影がいた。その音色と、その、「美形」という言葉がぴったり当ては
まるくらい、美しい少年に反乱軍は見とれていた。その時だ。
「ヒュッ!!」
何かの音がした。コレに気付いたのはアンデラス。彼だけだ。急いでこれから起こりう
るであろう、大惨事を防ぐ為に4魔女を進めさせた。間一髪。と思った瞬間、地響きが
した。空をみあげると、大きなハンマーを小柄な16歳くらいの少年が片手で支えてい
る。そう赤の魔女が言っていた,『小さな殺戮者』モウユウである。反乱軍は絶句し
た。さっきの美しい音色を奏でていた少年が現れる。
少年は言った。
「貴方達はこの楽園を奪い来たのですか?」
白の魔女は言った。
「そんなつもりはありませんただ、世界を平和にしたいだけののです」
「・・・・・・・・分かりました。この森を、私達森を番人を、貴方達に委ねます。」
「おい!!いいのかよ!!」
モウユウはハンマーを持ち上げ言う。
「貴方はそのハンマーで、森を血で汚していることに気付かないのか!!」
白の魔女の以外な一喝にモウユウは戸惑った。
「これで、世界が美しくなるというなら、構わない」
少年は笑顔でモウユウに言った。
「私の名前はハイドといいます。」
「ありがとう!!」
白の魔女は笑った。