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★タイトル (AZA ) 16/07/30 21:36 ( 36)
マジックを観に行こう>極上の不思議晩餐会その3 永山
★内容
イシュージョンを演じ終えた将魔が、再度挨拶を始めました。感謝の言葉と、去年十
周年だったのに忘れていたことをユーモアを交えて述べる。
さらに、このあとのショーについての説明が。正確な文言は覚えていませんが、大意
は「後ろの方のお客さん、外れの席だなあと、見えにくいなあと思われたかもしれませ
んが、ご安心ください。会場にはステージがここ(前方)の他、中程に一つ、後方に一
つ設置されています。適宜、ステージを移してマジックを行いますので、皆さんそれぞ
れいい目を見たり見えづらくなったりします」と。これを聞いて、後方にも舞台が組ん
であることに気付きました。
次に登場するマジシャン、緒川集人の紹介をして、将魔が下がります。
で、いきなり次からステージの場所が移ることはなく、前方のまま。
舞台袖から緒川集人が颯爽と姿を現し、すぐにマジックに入ります。
まずは小手調べとばかり、指ぬきを使った演目から。最初は左右それぞれの人差し指
に一つずつはめていた指ぬきが、指先や手を動かす内に、他の指に移動したり、数を増
やしたり、色が変わったりと変幻自在。最終的には両手十指に色とりどりの指ぬきがは
まっている。続いてマジックウォンドやスカーフのマジックも。前者は、短めの杖を出
したり消したりする演目。後者は結んではその結び目を消したり、手の中に押し込んだ
スカーフを消したり、色を変えたりする演目。
この一連の演目は、ハウステンボスで観たのと同じ組み立てだったと思います。た
だ、凄く進歩しているように感じたです。特に指ぬき。ハウステンボスでは、間近で観
たのだけれどまあこんな物かなとあまり感心しなかったのですが、今回は遠目で観たに
もかかわらず、実に美しい流れだなと感心させられました。近くよりも遠くから観る方
がいいタイプのマジックなのかな?
次は和妻っぽい、つまり日本情緒を意図したようなマジック、扇子や扇を連続して出
現させるマジック。ただ出すだけでは、いかにも奇術用の道具を使っているなと思えて
白けるのですが、そこは扇子や扇の模様や開き方、サイズ、そして演者の見栄の切り方
でカバーし、なかなか見応えのある演目になっていたと思います。
三つ目は、これまたハウステンボスでも観たマジック。ですので、詳細は省きます
が、素晴らしい演目でした。マグリットの絵や、緒川自身が子供の頃に描いたという絵
を利したマジック。これを含めて、ハウステンボスのときの緒川(シュート・オガワ)
の演じっぷりは、#7718辺りを参照してください。
マジックキャッスルの部門賞を複数獲得するような凄腕マジシャンでも、いやそんな
マジシャンだからこそ、現状に満足せず、さらに磨きを掛けていることが実感できまし
た。
続く。ではでは。