#8596/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (AZA ) 15/07/15 21:11 ( 25)
天狗の面といえば土屋隆夫 永山
★内容
BSジャパンで放映の「松本清張ミステリー時代劇」第八話『大山詣で』を
録画視聴。激しくネタバレ注意。
江戸で呉服問屋を商う利右衛門は、おふでを後妻にもらってから、寝込むこ
とが増えた。おふでが何かのたたりではと恐れていることを番頭から聞いた利
右衛門は、番頭の提案に乗って平癒祈願に大山詣でを頼む。天順率いる構中に
番頭とともに参加したおふでだったが、道中一緒になった若い男、蔦谷の若旦
那に一目惚れ。祈願をした夜、若旦那と関係を持つに至る。それを目撃した番
頭は、おふでに協力を申し出るが、実は裏の狙いがあった。
粗筋にすると結構シリアスな雰囲気ですが、絵的には笑いどころがいっぱい
ありました。おふでという女性はたたりを信じるタイプで、主人の病や死去等
々も天狗の仕業と思い込んでいる。番頭はそれを利用しておふでを操るべく、
天狗のお面を彼女の寝床にこっそり忍ばせたり、大山石尊大権現の木立を狂気
に殺人を演出したり、しまいには天狗の面を被って、おふでと肉体関係を持ち
ます。
で、なんやかやあって、最後におふでが天狗の面を着け、凶行に及んだとこ
ろを捕縛されるんですが、そのとき江戸までの護送は、天狗の面を付けたまま
にしてとお願いする。
文章で読むならまだしも、映像では凄く不自然で、受け狙いなのか否か判断
しがたかったなぁ。
今回は尺もやや足りなかった印象ありで、クライマックスに来てばたばたと
ことが連続して起こり、はいおしまいという流れになっていました。「そこで
そんな重大な秘密を声高に言うか?」って場面がありましたけど、話としては
面白い方に入りましょう。
ではでは。