#8585/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (AZA ) 15/07/05 21:15 ( 28)
ふたり舞台 永山
★内容
WOWOWのドラマ「ふたがしら」第四回を録画視聴。ネタバレ注意です。
いよいよ主人公達と二代目赤目が対決かと期待していたのに、肩透かし。そ
れに向けて盛り上げて宣戦布告したところで最終回に続く、でした。盗賊団を
取り上げるという奇抜な設定の割に、ストーリーラインは基本的にオーソドッ
クスなのね。
悪くはないけれど、最終回手前にしては、物足りない。盛り上げ方も、対決
感を煽る前に、別個のエピソードを挟んできて、停滞した印象を与えてしまっ
たのはマイナスの方が大きいでしょう。
そのエピソードというのは、主役二人の内の片割れの過去話で、キャラクタ
ーを表現するにはいいんだけど、何でここに来て挟んできたのかがよく分から
ない。もう一つの、初代頭目の遺言に続き(の意図)があったというのは、よ
かった。
前回、関西の盗賊団・夜坂の二代目御頭がなかなか腰を上げず、ぎくしゃく
していた理由が、今回で明らかになりましたが、何だそんなことだったのと、
ここでも肩透かし感が。そんな理由なら、近い者に早々に打ち明けておけばい
いんでは。伏線というか暗示はあったものの、弱いし、感心しないレベル。
WOWOWで放送の舞台劇「正しい教室」を録画視聴。出演は井上芳雄、鈴
木砂羽、近藤正臣ほか。
小学校の同窓会で、隠された過去が暴かれていく、会話劇。笑いが少なくて、
息苦しい。ストーリーそのものが、“嫌ミス”のテイストにそっくりで、胸が
悪くなる。感情移入がしにくい、ゆらぎがたっぷりの物語。それでいて、ぐい
ぐい引き込まれる。
物語を成立させるために、極端になった部分はあるけれど、人物や過去エピ
ソードをうまく配置している。きれいな落ちを期待してはいたものの、それは
なく、でもこれでいいんじゃないかと思わせる締め括りでした。
ではでは。