AWC やっぱり遠くなる昭和   永山


        
#8516/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (AZA     )  15/04/29  21:00  ( 29)
やっぱり遠くなる昭和   永山
★内容
 元プロレスラーのバーン・ガニアが死去。八十九歳。AWA世界ヘビー級、
NWA世界ジュニアヘビー級等、メジャータイトル獲得多数。合掌。
 若い頃の試合をほとんど見ていませんが、テクニシャンタイプの強豪だが使
う技は少なく、組み立てもワンパターンなところがあるなあというのが、個人
的な評価。
 訃報を伝える記事の多くで、一九八一年に行われたジャイアント馬場とのシ
ングルマッチで年間最高試合賞を獲ったことが解説されていますが、そこまで
いいファイトではなかったと記憶しています。馬場の三千試合連続出場記念試
合として行われたので、馬場へのご祝儀的意味合いも込みだと子供心に思った
ものです。
 ガニアといえば、お金に非常にシビアであるとか、自身で興した団体AWA
を時代を読めなかったばかりに潰してしまったこととかは、問題はあってもプ
ロレスラーらしい愛すべきキャラとして片付けられなくはないでしょう。けど、
だいぶ前に触れた、晩年における老人ホームで起きたトラブルで、晩節を汚し
てしまった感が拭えないのは残念です。

 元プロレスラー、元ラグビー日本代表の阿修羅原が、肺炎をこじらせ死去。
六十八歳。合掌。
 盟友・天龍源一郎が引退ツアーを行う年に亡くなるとは。引退試合のリング
に姿を見せて、天龍とツーショットに収まってほしかった。
 国際プロレス時代の試合はあまり見ていませんが、ジュニアヘビー級の頃は
作られたスター選手で、ひ弱なイメージが強く、ヘビー級になって凱旋帰国し
たときは国際プロレスの命運も尽きていたという、団体と時代に翻弄された感
があります。全日本プロレス移籍後も中堅クラスで燻っていましたが、天龍と
のタッグ結成で“革命”に乗り出してから、一気に地位を固めた。一方で、プ
ライベート――お金に関する乱れは治らなかったようで、全日本プロレスを解
雇される原因にも。これまた残念でなりません。

 ではでは。





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