AWC 理系を表すための文字   永山


        
#8348/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (AZA     )  14/11/19  21:45  ( 25)
理系を表すための文字   永山
★内容
 フジテレビ系のドラマ「すべてがFになる」第五回――第三エピソード前編
を録画視聴。今回の原作はシリーズ第一作の『すべてがFになる』。この小説
といえば、みのうらさんから「読むように!」と、贈られたというか送りつけ
られたのを思い出します(苦笑)。
 先週の予告を観て不安に駆られた分、クッションが働いたのか、思ったほど
悪くはなかったと感じた。研究所内部のセットが、昔々のSF作品に出て来そ
うなデザインで、チープさが漂っていたけれど。
 読了したのはもう随分前なので、細部は覚えていませんが、現場から誰も出
ていないことを確認するのって、事件発覚からこんなに時間が経ってからだ
っけ? 凄く間延びしてるというか、のんきに映った。
 原作初読時には気にならなかったけれど、こうして映像作品として観ると、
不可思議な状況を成立させるために、都合のいい、あるいは不自然な設定をし
てるなあと思った。これは自戒も込めて、なるべく抑えたいものです。
 それにしても、シリーズ第一作の映像化ですら、理系ミステリっぽさがほと
んど感じられないのは、いかがなものかと。台詞が同じでもだめということは、
音声ではなく、文字で言葉の意味を認識することでこそ、理系ミステリっぽさ
を感じられるってことなのかしらん?
 所員の一人で、もじゃもじゃ頭で髭の男性が、ピザの配達員みたいに見えた
のも遠因か(笑)。
 あと、犀川の台詞「トロイの木馬だよ」が、何だか凄く古臭く響いた。これ
も、刊行して間もない頃の映像化だったなら、古い印象は受けなかったでしょ
うに。
 次回予告映像は、かなりのネタバレになっていた気がする。

 ではでは。





前のメッセージ 次のメッセージ 
「◇フレッシュボイス過去ログ」一覧 永山の作品
修正・削除する         


オプション検索 利用者登録 アドレス・ハンドル変更
TOP PAGE