#8153/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (AZA ) 14/05/06 21:28 ( 53)
青春の握り拳 永山
★内容
近くの総合スーパーの催事場で、またまたイベントがありましたので観に行
ってきました。というか、このスーパーはゴールデンウィークの間、なんやか
やとゲストを連日呼んで、イベントをやっていたのですが、興味の薄いものや
タイミングが合わないものはパスしたです。
そのゴールデンウィークの掉尾を飾るゲストは、小橋建太。元プロレスラー
です。
知名度はどのくらいなんだろう? かつては全日本プロレスで団体史上最も
観客を動員し儲かったと言われる四天王プロレス時代を担い、日本テレビ系列
のスポーツニュースで大試合が紹介されてましたから、そこそこ知られている
とは思いますが、一般への浸透度では新日本系のレスラーにやや劣るのでは……
と、他人事ですがこの手のイベントでの集客力を心配していたのでした。
ふたを開けてみると、先日のロザンには及ばないまでも、椅子席はきっち埋
まり、二階や三階にも人が詰めかけていました。集まった人のファンとしての
度合いは、今日の方が上かも。テレビに出てる芸人が来てるから観てみようと、
プロレスラーの小橋が来てるから観てみようという差が感じられました。
元プロレスラーが何をするのかというと、トークライブ。まあ、四月二十五
日に刊行された本の宣伝をかねてでしたが(汗)。トークのあとに握手会と写
真撮影があるんだけど、それに参加するには本を買ってねというシステム。
司会進行はいつも登場する女性と、この日お笑いミニライブをやった芸人さ
んの中から、江西あきよしという人が担当。彼らの前振りもあって、小橋がテ
ーマソングに乗って登場すると、大“小橋”コールがわき起こる。早速盛り上
がる中、ステージに立った小橋は「眩しい」を連発。強いライトが当てられて
ますからね。私もマジックを手伝ったときに、同感でした(苦笑)。
トークの方は、本の内容に触れつつ、買った人や買うつもりの人に手を挙げ
させて、挙手しない人をいじるパターン。あ、いじるのは主に司会進行で、小
橋は(あまり)いじらなかった。
十分強喋って、質問コーナー。一人目は、引退試合でリングに向かうときの
心境を聞く。復帰戦でもあり引退試合でもあったので、不安と感慨がない交ぜ
になった云々。とにかく悔いののこらないようにしようと。二人目は、十六歳
の男子高校生が「プロレスラーのなりたいんですが身体作りのアドバイスを」
的なことを。年齢を聞いて、その若さならまだまだ気にせず、どんどん食べて
運動して寝て、身体を作れば大丈夫。時間が押す中、三人目はまたも十六歳の
男子高校生(多分)。本人が質問を言う前に小橋が語りかけて、何だか人生相
談みたいに。で、最後にきて十六歳男子が「お笑い芸人になるので応援よろし
くお願いします!」と言って、大受けの内に終わり。
トークライブの最後は、女性司会者の振りで、芸人が小橋の代名詞、チョッ
プを受けることに。小橋の言では、三割程度の力で打ったとのことでしたが、
物凄く重たい音がしたです。胸板で受けた芸人はステージを転げ落ちました。
続いて、観客の中からもチョップを受けたい人を募ると、大勢が手を上げる。
その中から選ばれたのは、真っ先に挙手したという若い女性。相当な小橋ファ
ンらしく、感涙しつつチョップを食らってました。チョップの加減は、音から
判断するに、二割くらいかな?
ここで終わりのはずが、小橋がもう一人ってことで、最後はじゃんけんで一
人を選ぶ。決まった男性は三十代に届くかどうかぐらい? 細くてちょっと頼
りない感じで、チョップを受けるとやっぱりステージ下に落ちましたが、すぐ
さま戻ってきました。
こんな具合に、大いに盛り上がりました。アントニオ猪木の闘魂ビンタみた
いに、チョップをコミュニケーションツール?の売りにしていくのでしょうか。
一方で、小橋の喋りに呂律が回ってないと感じられる部分があり(滑舌が悪い
方だとはいえ)、現役時代のダメージが蓄積してるんだなと強く感じさせられ
ました。
ではでは。