AWC 限りなく真に近い   永山


        
#8116/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (AZA     )  14/03/27  21:15  ( 27)
限りなく真に近い   永山
★内容
 フジテレビ系列のドラマ「福家警部補の挨拶」第九話を録画視聴。
 今回は原作小説のない、ドラマ脚本オリジナルとのこと。シチュエーション
コメディを狙ったのかどうか分かりませんが、おかしみの漂う作品でした。
 皮肉なことに、このオリジナル脚本で初めて、原作小説の持つ雰囲気が多少
表現できていたように感じました。上司との関係も、まずまず良好さを維持し
ていたし(ただ、何やら今後の伏線らしき福家の経歴の話が振られましたが)。
 トリック、というかアイディアの方はなかなか巧みだった。オリジナリティ
溢れるというものではないにしても、ここぞというときの使い方がよかった。
ただし、ロジックの詰めとしては、少々甘い。だいたい、身体検査であの“証
拠品”を持っているかどうかなんて、チェックしきれないと思うし。

 TBS系列のドラマ「隠蔽捜査」最終回を録画視聴。
 前回からの続きということで、前回の終盤に提示された公衆電話の謎が、呆
気なく解決。単なる偶然とは拍子抜けも甚だしい。
 一方、単純な誘拐と思えた事件に、実は裏があったというのは評価したいで
す。実際にやるとなると、あまりに危険な綱渡りめいた計画犯罪だから、誰も
着手しないでしょうけどね。
 主役刑事が己を貫き通して好き放題できるのは、幼馴染みの刑事のおかげだ
という点は、一時的に解消されたかのように思えたのですが、最後でやっぱり
幼馴染みのフォローがあって丸く収まったことが分かるという展開で、これも
やや拍子抜けのレベル。
 上司である上條の暗躍、というか堂々とした工作っぷりは、このキャラクタ
ーに合っており、見事な復活ぶり。ストーリー上、やってることは最低です
が(笑)。よいとはいえない視聴率に終わったようですが、もしも続きが作ら
れるのなら、下地は万全といったところでしょうか。

 ではでは。





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