AWC 地の調   永山


        
#8084/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (AZA     )  14/02/28  21:07  ( 26)
地の調   永山
★内容
 テレビ朝日系列のドラマ「緊急取調室」第七話を録画視聴。
 扱う事件の設定がよかった。暴力団の麻薬密売ルートを突き止めたライター
が、暴力団員に脅され、指定する三人を殺したらおまえの命は助けてやると持
ち掛けられた挙げ句、それを実行し、逮捕され、死刑判決を下される。ところ
が三人の内の一人は長らく遺体が見つからなかったが、、供述とは全く違う場
所から発見されたから話がややこしくなる。二人しか殺していないのなら、死
刑判決は取り消されるかもしれない。にもかかわらず、ライターの男は頑なに
自分の犯行だと言って譲らない。果たして、裏にいかなる背景があるのか。他
に犯人がいるとしたら、何者なのか。さらに、主役である女性刑事の亡き夫に
関する陰謀が、いよいよ明かされ始める動きもありと盛り沢山。
 エピソードの濃さに対して、いつもの一時間枠では短かったかな。詰め込ん
だ台詞をやたらと早口で喋っていたような。こういうときこそ、十五分ほど拡
大すべき。
 それから、このドラマの取調室は、地下にあるのかってぐらい、毎回青い光
の下、暗い感じだったのが、今回初めて、窓から夕日が差し込んだ。日本テレ
ビ系列の火曜サスペンス劇場でドラマ化された「取調室」シリーズの終盤によ
く見られたシーンを連想しました。もしかして、同じ“取調室”ドラマとして、
先達へのいわゆるリスペクト? だとしたら、これもまた今回の脚本に力が入
っていた証と言えるかも。
 とまあ、満足の行く回っぽく書いていますが、描かれる警察の捜査に関して
は、だいぶテキトーだった感じを受けました。事件発生当時の捜査で明らかに
なっていてしかるべき情報がいくつも見受けられたし、現在の捜査はあまりに
短時間で何もかも判明しすぎ。少々、ご都合主義のにおいが。これも濃いエピ
ソードを一時間枠に詰め込んだがための悪影響という気がします。

 ではでは。





前のメッセージ 次のメッセージ 
「◇フレッシュボイス過去ログ」一覧 永山の作品
修正・削除する         


オプション検索 利用者登録 アドレス・ハンドル変更
TOP PAGE