#8082/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (AZA ) 14/02/26 21:11 ( 24)
もったいないお化けが出る前に 永山
★内容
フジテレビ系列のドラマ「福家警部補の挨拶」第七話を録画視聴。
前後編の前編とあって、たっぷりと時間が使える……と思ってましたが、意
外ときつきつの詰め込みっぷり。原作ってそこまで長くなる話でしたっけ。ま
あ、NHKでドラマ化されたときも、九十分枠を使っていましたから、やはり
原作の内容量がそれなりにボリュームがあるってことなんででしょう。
今回の収穫といっていいのかどうか、稲垣吾郎の別の一面が発揮されたよう
に感じました。これまで本ドラマでは、稲垣吾郎の無駄遣いだと再三書いてき
た気がしますけど、今回はその稲垣吾郎がタレントとしてのキャラクターにな
い面を見せたことで、ある意味、よかったと言えるのかも。福家を叱る、とい
うよりも彼女に怒りをぶちまけるシーンは結構迫力がありました。登場人物の
性格設定が原作と大幅に異なるので、あのヒステリックさ漂う演技が、狙い通
りなのかどうかは分かりませんが。
でもやっぱり、ドラマにおけるぎすぎすした感じは、視聴者にいらぬ疲労感
を植え付けるだけにしかなってない気がする〜。ただでさえ、倒叙推理として
結構大量なデータが示され、視聴者がそれら処理するのに、生で見ながらでは
かなりしんどいような(録画視聴ならまだしも)。
本エピソードの犯人役・古谷一行は、安定の演技。金田一耕助対福家警部補、
みたいな絵面にならない辺り、さすが。
さて、個人的に最も注目している、NHK版では採用されなかった手掛かり
のアイディアが本ドラマで用いられたのかどうかは、前編だけでは分からず。
予告編の映像では、それらしきシーンがあったので、後編では使われるんだと
思いますが。
ではでは。