#7980/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (AZA ) 13/11/27 20:12 ( 26)
エレベーターじゃない 永山
★内容
六十年前の新生児取り違えで、産院に三千八百万円の賠償命令。東京。
二億五千万円の求めに対し、この額はえらく減らされるんだな〜という印象。
ところで、この事案では、裕福な家庭に生まれた子がそうでない家庭の子と
取り違えられたことで訴え、これだけの賠償額が判決で出た訳ですが、もし逆
のケースならどうなるんだろ? 「あなたは本来もっと慎ましい人生を送って
いたはずなのに、運よく裕福な家庭の子として育つことで、自らも裕福な人生
を送ってこられた」なんて理屈で、逸失利益の大半は認められず(というか、
そもそも訴えの中身に含まないかな)、実の親の愛情を受けられなかった点だ
けがお金に換算されるのかしらん?
極端な例を考えてみる。「取り違えでお金持ちの家の子になったがために、
自分以外の一家を惨殺される強盗事件に巻き込まれた上、施設に預けられてそ
の後苦しい生活を送るようになった。もしも取り違えられず、平凡な家庭に生
まれていたら、平和に暮らせていただろうに……」ってなケースがあったとし
たら、どこまで・どんな風に認められるのか。
NHKBSのドラマ「死刑台の72時間」前編を録画視聴。
“あなたは絶対だまされる”とかいうキャッチコピーにつられて、観てみま
した。アガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』や岡嶋二人の『そし
て扉が閉ざされた』を彷彿とさせる展開。特に後者の趣が強い。いずれも傑作
とされるミステリだけに、これらを超えるのは相当にハードルが高いと思うん
ですけど、果たしてどうなるか。
推理したのではなく、後編のキャッチコピーを観て思い付いた答が一つある
のですが、それがもし当たっているとしたら、テレビ映画「殺しのリハーサル」
に似た感じになりそう。
ではでは。