#7386/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (AZA ) 12/10/15 21:30 ( 21)
売れるのを売るか売れてないのを売るか 永山
★内容
某中古本販売サイトで、密室ミステリの特集がされていて、密室ミステリの
ランキングが載っていた。
一位が東野圭吾『放課後』。え? そんなによかったかなあ? と思ってよ
くよく見ると、密室ミステリの中での売れ筋ランキングでした。ということは、
『放課後』は、作者の名前でも売れていると思うから、一位になってもまあ妥
当か。
で、二位が森博嗣『すべてがFになる』、三位が綾辻行人『十角館の殺人』
……うーむ。両方とも作者のデビュー作で傑作には違いないけど、密室ミステ
リとしてはやはりここまで上位に来る物ではないような。これも作者自身の人
気が大きい。
結局、十位まで見ていって、どれもが作者人気の影響大と思える作品揃いで
した。
ここで疑問。
古本販売サイトとしては、こんな特集を組むからには、売れている本を前面
に押し出して紹介するよりも、あまり売れてはいないが密室ミステリとして評
価の高い物を紹介する方が、営業戦略的に理に適っているんではなかろうか。
でも……と考え直す。
売れ筋ランキング上位の本は、在庫もだぶつきがちだろうから、それらを片
付けるためには、売れ筋をさらにプッシュするのが正しいのかもしれない。
ではでは。