#7291/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (AZA ) 12/07/29 16:24 ( 24)
兵、柔道 永山
★内容
父は高校時代に柔道をやっていたせいか、ビートルズの「ヘイ・ジュード」
が柔道に関係ある曲だと思ってたとか。
2012年ロンドン五輪柔道男子六十キロ級をテレビ観戦。決勝戦以外は、
平岡選手の緒戦と準々決勝以降、優勝したロシアのガルスチアン選手の準決勝
しか観ていませんが。
ガルスチアンの準決勝は、しつこく技を掛けに行くイメージで、スタミナが
ありそうに見えました。平岡は準々決勝で粘りに粘って逆転勝ち、準決勝では
実力の差を見せつけての快勝。決勝の好勝負を予感させるものでした。
決勝は短時間ながらも攻防が凝縮された、よい試合だったと思います。平岡
は相手の投げを踏ん張って受け止め、すくい投げに移行するというパターンを
それまでに何度か出してポイントを稼いでいましたから、かなり自信のある戦
法だったんでしょう。決勝でも内股を受け止め、すくい投げを狙った。ガルス
チアンはその戦法を読んでいたのか、身体が自然と動いたのか、すくわれそう
になりながらも平岡の腕を取り、左足を絡めて切り返し、きれいに一本。あれ
ほど見事な業師ぶりを見せつけられると、柔道のJUDO化だの何だのと言え
ません。
柔道女子四十八キロ級の決勝も観ましたが、ブラジルのサラ・メネセス選手
が、投げ技にも寝技にも積極的かつ多彩なところを見せ、きれいな勝利を収め
ていました。本来の柔道が世界に浸透して来たんだと実感でき、好ましく思う
反面、日本は勝ちにくくなった理由をああだこうだ言うだけでなく、技術を磨
いていく外ないとも感じた柔道初日でした。
ではでは。